アトピーの人が食べるとあまりよくない食べ物って何でしょうか?
子供のアトピーと比べ、大人のアトピーでは食べ物をアレルゲンとして起こる例は少ないようです。
幼いころは腸の免疫機構がしっかりできていないために食物アレルギーを起こしていることが多いのですが、大人になれば免疫機構もしっかりしてくるので、大抵のものが食べれるようになってしまいます。
まれにですね、そばアレルギーみたいに、何か決まったものを食べたら下痢・嘔吐・ショックなどが起きてしまうケースもあります。
はっきり決まっている場合は、除去食をしましょう。
最近は、子供の食物アレルギーでも極端な除去食は行わないやり方をしないのが一般的になっています。
これは、大人のアトピーにおいても同じ傾向で、特別な場合をのぞいて行わないようです。
基本的には何でも食べるようにしてOKという考えなんですね。
アレルゲンを特定するのには、血液検査で調べられます。
アトピー性皮膚炎はさまざまな要因がからまって起こっていますので「アレルゲン陽性」と判断された食品も、アトピー性皮膚炎の原因になっているかといえば、そうとも限りません。
アトピー性皮膚炎を起こすかどうかの判断は、実際に食べてみて、赤み・痒みなどの反応があるかどうかを調べることが確実な方法です。
しかし、これでは人体実験しかないのか?なんて思われてしまいます。
なので、一般的にこれを食べると痒くなると言われるものを紹介します。
■食べると痒みが増すといわれているもの
・チョコレートなどの甘いもの
・塩分、脂肪分の多いもの
・インスタント食品
・やまいもなどのヌルヌル系
・さば(じんましん)
などが挙げられます。
これらの甘いものから起こりやすい、主な皮膚の症状は次のとおりです。
■主な皮膚の症状
・目の周りの湿疹
・貨幣のような湿疹(ジクジクしていない)
・リング状の湿疹
・首の付け根の湿疹
どんな食べ物で痒みが出るかどうかは人によって違います。
納豆ややまいもなどのヌルヌルした食べ物を食べるとダメという人だっています。
そのときの体調によっても異なりますので、一度ダメだったからと言って、ずっとアレルギーが出るとういうわけではありません。
体調が良いときに少量たべるのならOKということもあります。
普段は何ともない食べものなんだけど、たくさん食べたらアレルギー反応が出たという人もいます。
甘いものが好きな人に「全く食べてはダメ」だと、ストレスになります。
動物性脂肪を含んだ洋菓子は控えめにして、和菓子の甘み成分なら、ずいぶん良いみたいです。