酒さと脂漏性皮膚炎の違いは何でしょうか?
鼻の周りが赤くなり、脂でベトベトしています
最初の皮膚科では脂漏性皮膚炎と言われたけど
なかなか治らない
別の皮膚科の診断では、酒さかもしれない・・・と
言われるケースがあるほど、見分けはつきにくい
発症部位で比べると、どうでしょうか?
酒さは鼻を中心として両頬が赤くなる…
脂漏性皮膚炎は、頭部に出るのが最も多いですが
皮脂の分泌量の多い顔にも出やすく、顔の中でも
眉間や鼻の周りに見られることが多い…
と、発症部位も似ているわけです
そんな酒さと脂漏性皮膚炎には共通点があります
共通点があるからこそ判別するのが分かりづらい
というわけです
その共通点というのは「皮脂の過剰分泌」です
顔が脂肌で、いつもベタベタしていませんか?
2つの病気の共通の悩みは、顔が赤く見える
いわゆる「赤ら顔」では無いでしょうか?
では、どうやって見分けるのかというと
赤ら顔に見えている理由のようです
酒さの赤ら顔は、いわゆる3段階あるうちの
Ⅰ度で起こりやすく、皮脂を分泌する皮脂腺が
異常に増殖することがきっかけとなります
それにより、皮脂腺の周りの毛細血管が
増殖したことによる赤ら顔です
一方、脂漏性皮膚炎の赤ら顔は、成り立ちが違います
過剰な皮脂により、皮脂が酸化しかぶれがおきます
かぶれが原因で慢性的な炎症となり、顔が赤くなるのです
酒さと脂漏性皮膚炎の見分け方は、皮膚表面のすぐ下に
拡張した毛細血管が見えるかどうかが、判断目安となるでしょう