朝の洗顔後、化粧水→乳液としていたのを、水洗顔だけに
変えてみたというアトピー肌の方に、もうひとつ注意点が
あります
水洗顔をしているから、肌の角質細胞は整っているはず・・・
洗うことには気を付けても、洗顔後の顔拭きがテキトーに
なっていませんか?
ご存知かもしれませんが、水分は乾くときに乾燥を招きます
朝の洗顔後に、突っ張りやすい方はご用心
皮膚表面の角質がめくれて荒れているかもしれません
洗顔後、肌に水分が残っていると、蒸発するときにも
やはり乾燥するわけですが、この時に角質細胞がめくれて
いるのです
化粧水は、やはり必要なのかな?と逆戻りする前に
正しいタオルドライができているかチェックしませんか?
手ぬぐい洗顔が流行っているように、こする刺激は肌の
乾燥につながるのですから、あなどってはいけません
肌の表面の角質層を傷めない、正しいタオルドライの方法を
紹介します
まず基本は、タオルをやさしく押し当てて水分を吸収する
水分を吸い取るようなイメージでおこなうことが大切です
吸収率の高いタオルを買い揃えなくても大丈夫です
家にある、使い古したタオルほど吸水力が高いのです
新品はむしろ吸わないので、おろしたてをつかわないことも
ポイントです
1~2回は洗濯してから使うようにしましょう
アトピー肌や、敏感肌の方は洗剤にも気を配りましょう
合成洗剤を使うと、合成界面活性剤が入っているので
皮膚にはよくありません
合成界面活性剤は、油と水が混ざる力があります
タオルに残った合成界面活性剤の成分は、体の脂である
皮脂を壊して、菌の侵入や皮膚内の水分の蒸発を守る
バリア機能をこわしてしまいますからね
合成界面活性剤を含まない、純せっけんがおすすめです
そして、タオルのあてがい方ですが、水洗顔の時のような
小刻みな振動を与えてはいけません
ついつい、同じ動きをとってしまいがちですからね
そっと、当てるだけでじゅうぶんです
5秒ほど押し当てるだけで、水分は取れますから
擦りつけないようにしましょう
アトピーで混合肌という方は、洗顔後、タオルで拭いた後も
ややベタつきを感じて満足しないかもしれません
これに対して行うことは「気にしない」ことです(笑)
ぬるい水で洗顔しただけだとベタつく感じが残ったから
洗い足りなかったのかな?と判断して、強くこすったり
洗い直しをする人がいますが、それはやめてください
肌のバリア機能を壊さない洗顔なのですから、皮脂が完全に
なくなってしまうほど洗ったり、強い力で拭かないことが
とても大切なのです