ステロイドには使用期限があるのをご存知でしょうか?
入れ物に印字されているので確認は可能です。
消費期限とかで調べられた方もいるかもしれませんね。
ステロイドの使用期限表示はどこにあるのでしょうか?
軟膏とローションは以下のように確認できます。
ローションの容器には黒ベタの四角に表示があります。
軟膏には折り曲げ部に刻印がされています。
今回は家にあった使用期限切れの古いステロイドと、病院からもらったばかりの新しいステロイドを使い比べた効果の違いを紹介させていただきますね。
もちろん、わざとそうしたわけではありません。
病院に行くのが面倒で、家にあった物でやり過ごそうと考えてしまったからなんです。
皆さんも、こういう体験をしている方がみえるのでは?
そんな思いから情報のシェアが必要と思ったのです。
私のうなじの髪の生え際には、以前から痒くなったり、かさぶたのようなものができたり、痒みがひどい時はボコボコもできて写真を撮ると気持ち悪い…。
そんな頭皮の湿疹と長く付き合っています。
なるべくステロイドは使いたくないのはそうなんですが、ひどい時はステロイドを使って一気に鎮めたほうが悪化が広がらないケースがほとんどなので、状況によりステロイドを使うことに躊躇はしておりません。
これは強度ランクがまだ低めということもあるので言えることでもありますが・・・。
今回は痒みが今までで一番酷くて、仕事中でもボリボリと掻く事が多かったです。
今までは仕事中など何かに集中している間は痒くないというよくあるケースだったのですが・・・。
保冷剤を当てて寝たり、デリケアmsで痒みを鎮めたり、やり過ごそうとしましたが、ボコボコが治る気配がない。
そこで家にあるステロイドのリンデロンVGローションをチョンチョンと付けました。
少しドロッとしていましたが仕方なく使いました。
使用期限を見ると2015年3月までとなっています。
このブログを書いてる本日は2015年5月ですので、まだそれほど過ぎていないようにも思います。
ちなみに開封したのは平成24年6月13日なので、開封後は2年と10ヶ月ほど経過しています
保存方法は常温保存でした。
開封後3年までと言われるステロイドの使用期限、なるほど近いですね。
この古いリンデロンVGローションですが、使ってみると痒みを鎮める効果は僅かしか感じられませんでした。
なので日に数回に塗ることもありました。
この時考えたこととは・・・。
ストロングクラスのリンデロンではもう効かない?
悪化してしまったのではないだろうか?という不安です。
皮膚科に行くと更に強いランクを出されるかも?そう考えました。
さて、その古いステロイドですが、それでも少しは痒みが治まるので使い続けましたが、今度は同じような痒みが右のこめかみの下あたりに出来はじめたのです。
さすがに困ってきて、観念して皮膚科に行きました。
脂漏性皮膚炎と診断されました。
リンデロンVGローションと、こめかみ下にはロコイド軟膏を処方されました。
1日朝と晩の二回、洗顔後に塗布するようにと言われました。
そうすれば2週間以内に治っていきますよとのこと。
ずいぶん前置きが長くなりましたが、新しいステロイドの効果はいかに?
チョンチョンと付けること2日で、盛り上がったボコボコも赤みも痒みも引いていきました。
副作用のあるステロイドを使う以上、すぐ効くのを前提で使うわけですから、鮮度はとても大切です。
家にある古いステロイドを使う時には期限切れに要注意。
本来の効果は望めないし、これまでの強度ランクでは治らなくなったと勘違いすることにもなりかねません。
■まとめ■
ステロイド薬名:リンデロンVGローション
■家にあった古いステロイド
使用期限⇒2015.3
開封後⇒約2年10ヶ月
保存方法⇒常温
効果⇒効かない。ダラダラと数か月使用
■処方されたばかりのステロイド
使用期限⇒2017.12
開封後⇒すぐ使用
保存方法⇒常温
効果⇒2日で改善された
この情報が何かのお役にたてれば幸いです。