血液検査より、自分の皮膚の反応を確かめるほうが確実です
なにか、怖い実験ではありません。
アレルギー検査で行われるパッチテストです
皮膚テストとも表現されますが、もうパッチテストという言葉のほうがよく知られていますよね?
手荒れがひどい方、肌が乾燥していませんか?
水仕事、台所の洗い物、洗濯など、合成洗剤に素手で触れる機会が多くないですか?
仕事が美容師ではないですか?
いえ、すべて違いますけど、手荒れがひどいんです。
もともとアトピーの気があります・・・。
こういう方に、ひとつ質問します。
いいですか?
最近、歯医者に行って治療をし『銀歯』を入れませんでしたか?
もし、心当たりがあるというか、その通り!と思われた方は、金属アレルギーの可能性があります
ハンドクリームなどを塗り続けても効果がないと思います。
もし、銀歯による金属アレルギーだったとしたらです
えっ?と思いますよね。銀歯で、なぜ手にアトピーの症状が出るのか?
歯科金属アレルギーの特徴は、手に現れやすいことです
体のどこかにアトピーの症状がすでに出ている方は、銀歯を入れてからアトピーの症状が悪化したという方も多くみえます
ピアスや歯科金属でよく使われる金属には16種類あります
アルミニウム、スズ、コバルト、パラジウム、インジウム、マンガン、イリジウム、ニッケル、クロム、金、銀、銅、鉄、亜鉛、白金、水銀です
パッチテストをすれば、どの金属にアレルギー反応があるのか分かります。
どのように行うのでしょうか?
【検査手順】を説明します
■手順1
金属試薬を紙に染み込ませたものを背中に貼り付けます。
検査当日と、翌日(48時間)は、背中を濡らしてはいけないので、お風呂には入れません。腰から下は関係ないので下半身のシャワー程度なら問題ありません。
■手順2
開始より2日後に第1回判定を行います。
テープをはがし、最初の判定をします。
この日以降は風呂に入ってもOKです。
■手順3
開始から3日後、第2回判定を行います
■手順4
第3回判定を行います(開始から7日~10日後)。
これが最後の判定となります。
アレルギー反応が出る金属だと、貼った跡が紅くなります。
【検査中に気をつけること】
■検査途中で痒くなっても、掻いたり叩いたりしてはいけません
■女性の場合は、貼り付け部分が背中ということもあり
■検査のテープをはがす手順2の段階まではブラジャーを付けれません
■発汗をさけること
■テープが剥がれないように、スポーツや、大きく体を動かすことは避ける
汗をかくと正確な判定ができないため、夏期は検査を行わない病院もあります。
夏季に行いたい場合は事前確認をしましょう
また、銀歯だけでなく歯科用セメントにも亜鉛が含まれています
詰め物をしてもらった歯医者に行き、銀歯やセメントの材質を教えてもらい、皮膚科に行き検査してもらいましょう
もし、銀歯にアレルギーが出るようであれば、金属以外の詰め物をしてもらう必要があります