前回、ポータブル残留塩素計という測定器で自宅の
水道水やお風呂のお湯の塩素濃度を測定しました
しかし、もっと手軽に測定できるものはないのかな?
と思っていたら、DPD比色法という簡易測定方法が
あったのです
今回は、楽天などのネットでも購入可能な(4,000円弱)
簡易測定器で測ってみようという思いつきです
今までの測定結果と比較する意味合いもあるので
測定箇所は同じにし、さらに「レモンによる中和」や
「お風呂の二番風呂がいい」の測定もしてみました
■測定箇所
①水道水
②水道水を沸かしたもの(40℃以下に冷めてから測定)
③エコキュートお湯(40℃)
④整水器(アルカリ:中)
⑤整水器(酸性水)
⑥沸き冷ましの水
⑦本物のレモンで水道水の塩素を中和したら
⑧お風呂のお湯(湯はり後すぐ)
⑨お風呂のお湯(1人入浴後)
⑩お風呂のお湯(2人入浴後)
■測定器
メーカー:(株)共立理化学研究所
品名:パックテスト
型式:WAK-CLO/DP
測定対象:遊離残留塩素
測定範囲:0.1~5mg/L
測定する水温:15~40℃
・水温が低いと発色に時間がかかる
・比色は昼光で行うこと
・直射日光や、一部の蛍光灯では比色が困難
と記載がありました
使い方は、いたって簡単で私好みです
1.針のような栓を抜く
2.チューブを押して中の空気を追い出す
3.チューブの半分くらい水を吸いこむ
4.数回振り混ぜ、10秒待つ
5.標準色の上に乗せ、チューブ内の水の色と
一番近い色の値が測定値となります
■測定結果
①水道水
0.4(mg/L)
②水道水を沸かしたもの
0.1以下(mg/L)
③エコキュートお湯(40℃)
0.2(mg/L)
④整水器(アルカリ:中)
0.1以下(mg/L)
⑤整水器(酸性水)
0.1(mg/L)
⑥沸き冷ましの水
0.1以下(mg/L)
⑦本物のレモンで水道水の塩素を中和したら
・水道水
0.4(mg/L)
・+1cc
0.2(mg/L)
・+3cc
0.1以下(mg/L)
・+5cc
0.1以下(mg/L)
・+10cc
0.1以下(mg/L)
⑧お風呂のお湯(湯はり後すぐ)
0.1以下(mg/L)
⑨お風呂のお湯(1人入浴後)
0.1以下(mg/L)
10.お風呂のお湯(2人入浴後)
【画像なし】0.1以下なので撮りませんでした
0.1以下(mg/L)
■考察
・測定結果は、前回と同様な傾向があり簡易式とはいえ
大筋はつかめるものだと思いました
・使い方が簡単なので、気軽に測定できるのがメリット
・お風呂のお湯の測定は夜に行ったため、昼光で比色する
ことが守れていないので、ご容赦ください
■おまけ:アイデアを2つ思いつきました
・アパート探しなど、引っ越し先を検討している方で
超乾燥肌やアトピー肌の方は、水洗顔でもガサガサ肌に
滲みることがあったりして、塩素は大敵!
アパート現地案内の時に、水を採取できるなら
測定できますので、塩素濃度が高いのであれば別の物件を
探すなどアトピー悪化の防衛策としていかがでしょうか?
アパートに一人暮らしを始めたら、水道水が合わないと
いう方は、たくさんみえますからね
契約前なので部屋の水道水は採取できないかも・・・
・宿泊先の水質をチェックするのにも向いていると思います
もし残留塩素濃度が高い場合は、ポットで沸き冷ましを作る
のが効果的ですよ
今回の一連の測定でも、沸き冷ましは好データでした
簡単で確実な効果が得られる昔のやり方には頭が下がる
思いになった私でした