暖房のかかった部屋は湿度が低下します
冬の朝、起きると喉が痛いことありますよね
アトピー肌を悪化させないためのは、保湿が
不可欠です
冬の室内を加湿することは、乾燥した肌を潤す以外に
安眠をもたらす働きにより、免疫力を高める効果も
期待できるのです
乾燥がひどくなる湿度条件はどれぐらいでしょうか?
また、アトピー肌や乾燥肌の方にとって適正な湿度は
何%でしょうか?
私たちの皮膚にある角質層には、およそ30%の水分が
含まれています
でも、これは健康肌の方の場合です
アトピーの方ですと、バリア機能の低下により水分量が
30%に満たない状態なのは言うに及びません
冬から春にかけて、暖房器具を使う季節になると
ただでさえ湿度が低く、乾燥しがちな季節なのに
暖房によりさらに乾燥した状態を作っているわけです
部屋の湿度が30%を下回ると、どうなるでしょうか?
皮脂膜が壊れ、保湿成分であるセラミドが少ない
アトピー肌の方の場合、水分が奪われやすいのです
健康肌の方の場合は、セラミドのミルフィーユのような
層構造の特性により、水分が蒸発しにくいのですが
乾燥しやすい肌の場合は、周囲湿度環境に大きく左右されて
しまうのです
部屋に湿度計を置き、管理するようにしましょう
そして、湿度は60%までを目安にしてください
湿度60%超~75%の状態が続くと、カビが発生しやすいからです
ダニなどのハウスダストアレルギーがある場合は
加湿器の蒸気がカビの原因になり、アレルギーが悪化するため
湿度が60%を越さないように加湿コントロールしましょう
濡れタオルを干すやり方も、冬場だとすぐ乾いてしまうので
湿度計を見て、タオルの枚数や位置なども調節すると良いです
湿度計を見て、正しい現状の湿度を知っておかないと、過加湿の
恐れがあり、カビが繁殖しやすくなるので注意しましょう
部屋に人がいるときは加湿、いない時は換気をすることも
大切です
肌を乾燥から守り、グッスリ安眠するためにも
湿度40~60%程度の室内環境を作るように心がけましょう