後頭部の髪の生え際のかさぶたが痒い|乾癬と脂漏性皮膚炎の違いとは?

うなじと後頭部の間である、髪の生え際に、かさぶたのような塊ができていて、我慢できずに剥ぎ取ってしまう・・・。

取っても、取っても、毎日出来てしまう・・・。

皮膚科で診察してもらったら、リンデロンVGローションと、エピナジオン抗ヒスタミン薬、細菌による感染症の薬をもらいました。

リンデロンVGローションは、strongランクのステロイドで抗生物質が配合された、とろっとした液状タイプです。

指示通りにしていたら、4日ぐらいで綺麗に治った経験があります。

しかし、半年以上あけてから再発し、塗ると痒みは治まっても、なかなか完全には治らずに慢性化している・・・そんな私と同じ経験を持つ方もみえるのではないでしょうか?

頭部の痒みの症状で、よく聞くのが脂漏性皮膚炎ですが、このような湿疹は、乾癬か脂漏性皮膚炎のどちらかの可能性があります。

乾癬は髪の生え際より、周辺部に拡がる事で、脂漏性皮膚炎かどうかを判別します。

脂漏性皮膚炎は少々脂っぽく、湿疹ができたところにとどまる傾向があります。

しかし、頭皮の湿疹は見分けが難しく、湿疹の状態に見合ったローションを出されて様子見という場合が多いと思います。

私の場合の症状は、ほぼ一箇所で、放置すると少し広がり油っぽくはない…という感じでした。
だいたい、乾癬に当てはまります。

乾癬について詳しく紹介します。

乾癬とは、皮膚の表面に炎症を起こし、周りの皮膚と比べてはっきりした赤みと、発疹の痒い部分にかさぶたに似た塊ができる皮膚病です。

強いかゆみと、再発を繰り返すのが特徴です。発疹は頭部からできることが多いですが、悪化すると広がります。

かきこわして細菌に感染すると、膿んだり、関節が腫れます。

乾癬は放置すると、広がるだけでなく、その間に掻きむしり悪化させやすいです。早めに皮膚科で診察し処置をするべきです。

乾癬の軽いうちは、ストロングクラスのローションタイプのステロイドを痒くなったらチョンチョン塗るだけで治まります。

アトピー性皮膚炎と同じく、強いかゆみと再発を繰り返すのが辛いところですが、リンデロンVGローションでコントロールできるので、この症状とは軽く付き合うぐらいのつもりで
接しています。

かゆくて掻き壊してしまった場合に塗るローションタイプのステロイドは、刺激があり傷口に沁みるので注意しましょう。

といっても、メントール系のように沁みるわけではないので心配ありません。

後頭部の髪の生え際は、洗髪のすすぎ不足があっても皮膚への刺激成分が残りがちになります。
しっかりと時間をかけて、すすぐようにしたいものです。

シャンプー、リンス類も刺激の無いもの、合成界面活性剤が不使用のものを使うようにすると、頭皮への刺激もないのでおすすめします。

頭皮にステロイドを塗る場合の注意点はこちらで紹介しています。

⇒【画像あり】脂漏性皮膚炎と診断されたケースです

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