シャンプーしてもフケが出る│脂漏性皮膚炎とアトピー性皮膚炎の違い

3ヶ月ほど前から頭皮にかさぶたが出来るようになった

もともと肌が弱いということもあるけど、頭皮がかゆくてしょうがない
シャンプーしても、洗っているうちから痒みが消えていかないし
お風呂から出ても、すぐに頭がかゆくなってしまい掻いてしまう・・・

掻くとポロポロ落ちてくるのは、かさぶたみたいな物?

フケのようなサイズからカサブタっぽい大き目のものもある
敏感肌用の無添加シャンプーなどに代えても、なかなか治らない

夜、布団に入っても頭をボリボリと掻いてしまうから、次の日に
同じ敷布団カバーのままだと何か気持ち悪い

これって頭皮のアトピーなのでしょうか?

今までも、ひじやヒザの曲がるところや、手の甲、指、顔にアトピーがあって
一番ひどいのはひじの内側の曲げ部分・・・

掻きすぎで血管が見えなくなるほど、白くがさがさになって、血がポツポツと
出てしまった。今度は、頭にアトピーの症状が出たのかなって思うんだけど?

アトピー性皮膚炎がすでに体に発症している場合、どうしてもアトピーだと
思ってしまいますよね?

それって、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)かもしれません
アトピー性皮膚炎とよく似た症状もあるので、間違われやすい
皮膚炎のひとつです

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹ともいう)とアトピーの違いって
何なのでしょうか?

まず、アトピー性皮膚炎の特徴を説明します

アトピー性皮膚炎は、アレルギーを起こしやすい体質の人に
起こりやすい皮膚の病気でかゆみのある湿疹が、良くなったり
悪くなったりを繰り返すのが特徴です

湿疹というのは、皮膚がかゆくなったり、赤く腫れたり
ぶつぶつができたり、皮がむけたり、かさぶたができたり
皮膚がコリコリと盛り上がり固くなる状態です

こうした湿疹が体の左右対称にできることが多いのです

また、成人のアトピーの場合は、上半身、顔に特にできやすいのです
20代~30代の女性が、目の周りに赤みやかゆみをおぼえて治療や
スキンケアに取り組み始めることが多いです

次に、脂漏性皮膚炎の特徴とはどういったものでしょうか?
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い部分に起こりやすい皮膚炎です

脂っぽくなりやすい鼻の周りとか、頭皮などを中心に発症します
顔や頭部にフケのような、乾燥した皮膚の落屑(らくせつ)物があるのが
最大の特徴です

症状は、肌が赤くなり、痒みもあります。皮膚も荒れ、かさかさになります
原因は、マラセチアというカビ(真菌)です

このカビは、私たちの皮膚の常在菌なので、誰もが持っているものです

ところが、このカビが皮脂の分泌が多い部分をきっかけに、異常に増殖し
皮膚に炎症が起こると考えられています

脂漏性皮膚炎を治療するには、塗り薬の「抗真菌薬」を使います
頭皮に発症した脂漏性皮膚炎を治すには、塗り薬では困難です

範囲が広いのと、髪の毛があると塗りにくいからです

頭皮の場合は、抗真菌薬が入った薬用シャンプーを使うのが効果的です
コラージュフルフルという市販品が、薬局で購入できます

アトピーにも共通で言えることですが、脂っこい食事を減らすように
心がけることが大切です

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