首の後ろのかゆみは脂漏性皮膚炎?ステロイドと抗真菌薬の併用を

sirousei.jpg

前回の使用期限切れのステロイド記事でも触れましたが、私のうなじの髪の生え際の痒みの正体といいますか、診断結果は脂漏性皮膚炎でした。

上の2枚の画像は、やや酷い時ぐらいの写真です。

症状が酷い時は赤いボコボコと痒みが一日中あり、軽い時はかさぶたのようになり、掻くと大き目なフケのような塊となって、ついついめくってしまう。

イラっとすると痒くなって掻く、掻き癖がある。

そんな症状だったわけですがネットの画像で探すと、ビダール苔癬かな?と思っていました。

とりわけ一番迷走したのは塗り薬の選び方です。湿疹の原因がカビ(真菌)だったなら、ステロイドは逆効果となるからです。

結果を先に書きますと、今回は皮膚科で抗生物質入りのリンデロンVGローションを出していただいて、著しく改善されたわけですが、そこまでの道のりは?

自宅の古いステロイドをつけても治らなかった経緯から⇒ステロイドじゃ効かない⇒真菌じゃないかと予想し、初期のケアから迷走し間違っていたと言わざるを得ません。

脂漏性皮膚炎?とも思いましたが、脂漏性皮膚炎の原因も、マラセチアというカビが原因と言われているので市販の水虫薬のラミシールプラスクリームを使い続けることもしました。

真菌の退治薬は比較的長期にわたって薬を外用しなければなりません。そのことから2ヶ月ほど試し続けることをしました。

スーッとするため、痒みからは一時的に解放されます。そのためか、良くなるときもありましたが、改善されない日々が続きました。

ところが、脂漏性皮膚炎も基本的にはステロイドの外用は効果的で、特に今回の私のように、湿疹を掻きむしってボコボコがひどく盛り上がったような状態の患部には、ステロイドで炎症を鎮めてあげるのが、やはり早く楽になれるのです。

そして早く楽になる一番の効果は掻かなくなることです。脂漏性皮膚炎やアトピー、湿疹類の悪化の原因は痒くて掻破すること…。

忙しくて皮膚科になかなか行けない事情の方もみえると思います。自分の皮膚の状態に対する誤った思い込みや、ネットの画像から自己判断し、自分の皮膚の状態はこれだ!と確信してしまうことには注意が必要です。

なぜなら、誤った薬の選択をすると治るものも治らない、という事がおきるからです。
皮膚科ですら、先生が変わると違う診断結果となることが実際にありましたから…(体験済み)。

処方されたリンデロンVGローションについて説明します。リンデロンVは強度ランクがストロングクラスのステロイドです。

ベタメタゾン吉草酸エステルの商品名がリンデロンVです。

Gはゲンタマイシン硫酸塩の意味となります。ゲンタマイシンは殺菌性の抗菌薬ですので、VGには炎症を抑える効果と、抗菌薬でカビにも効能があります。

この外用薬の効果を上げるには患部の状態を清潔にすること。かといって、殺菌性の石鹸を使わなくてもいいですよ。

殺菌性の石鹸というのは、薬用石鹸のことです。

牛乳石鹸のような純石鹸や海藻系フコイダンの石鹸を使い、洗顔した後に外用薬を塗布するようにしましょう。

あまり強いステロイドを使うと毛穴にばい菌が付いて、ニキビみたいなものができることになるそうです。

そうならない為にもリンデロンVGぐらいが無難なのです。

⇒うなじに脂漏性皮膚炎ができやすい人

スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサードリンク