アトピーの痒みが火照りを感じるように変化|全身が赤く腫れる紅皮症とは

すでにアトピーと診断されているけど、皮膚が異常に赤くなってきた
皮膚から粉がぼろぼろ取れて山みたいになり、痛みもある・・・

かゆみも今までよりも強いので、単なるアトピーでなのか不安になりますよね?

それって、『紅皮症(こうひしょう)』という病気かもしれません
一番の特徴は、その名前のとおり「皮膚が真っ赤になる」ことです

アトピーに赤みが出るのはつきものですが、それだけではないのです
紅皮症の症状とは、どんなものでしょうか?

全身の皮膚が真っ赤に腫れて全身に広がり、とても痒くて皮膚が
ボロボロと剥ける

重症になると、悪寒、高熱が出て全身が火照る感じになる・・・

ちなみに、このぼろぼろ剥けて落ちているのは、表皮の角層です
表皮の角質が銀白色の かさぶたとなったものを『鱗屑(りんせつ)』
といい鱗屑が剥がれ落ちる現象を『落屑(らくせつ)』といいます

ほかには、リンパ節の腫れ、全身の倦怠感や体重が減るなどの症状もおきます

赤くなってかゆい、皮膚が剥けるなどで判断するとアトピーかな?
と思われやすいですが、紅皮症の治療は原則として入院が必要ですから
全身に広がったり、全身に火照った感じがした場合には
すぐ医者に行きましょう

治療法は塗り薬や飲み薬で、ほとんど良くなります

ステロイドの塗り薬と抗ヒスタミン薬を処方されるはずです
顔の場合は、アトピー性皮膚炎同様にプロトピックを使用する
場合があります

アトピーから、紅皮症に変わっていくの?

アトピーが変化していくわけではありませんし、紅皮症は
アトピー性皮膚炎特有の病気でもありません

ただし、紅皮症の4割程度は、なにかの湿疹症状に引き続いて
起こりやすいと言われています

何に続いて発症しているか?

一番、発症しているのはアトピー性皮膚炎に続いて起きているようです
次に乾皮症性(かんぴしょうせい)湿疹ですが、これは高齢者に多いです

ほかには、以下のような場合に起こる場合もあります

・風邪などの感染症
・薬アレルギー
・長期間使用していた強いステロイドを急にやめる
・紫外線に長時間当たりすぎた場合

紅皮症で皮膚科に診察を受けに行くときは、紅皮症に続く前の
もとの病気を調べること、そして元の病気に合った治療法を
受けることが大切です

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