かさぶたになっても治らない帯状疱疹の痛み│神経痛の後遺症から守るには

帯状疱疹になって、 20日ほど経過…
ただれていた炎症もかさぶたのようになり、跡が残る程度に
なりました

皮膚の炎症が治っているのに、夜も眠れないほどの強い痛みが
ある方は要注意です
それは、帯状疱疹後神経痛と言う厄介な後遺症かもしれません

帯状疱疹の急性期痛と言われるものは、皮膚の炎症による痛みと
神経の炎症による痛みの両方があります

通常ですと、皮膚症状が治ると痛みも消えます
しかし、その後もピリピリするような痛みが持続することが
あるのです

後遺症になる理由は何でしょうか?

それは、急性期の炎症によって神経に強い損傷が生じたことに
よって起きたからです
帯状疱疹後に神経痛が残りやすい人は、どんな方でしょうか?

・皮膚症状が比較的重症だった
・高齢者の方(60歳以上)
・夜も眠れないほどの強い痛みがあった

これらの条件に当てはまる人は、帯状疱疹後神経痛が残る可能性が
高いため、気をつけるべきでしょう

病院では、抗ヘルペスウイルス薬を使って治療します

抗ヘルペスウイルス薬は、ウィルスの増殖を抑えます
また、急性期の皮膚症状(赤い斑点、水ぶくれ、ただれ)や痛みを
和らげたり、治るまでの期間を早める効果があります

痛みがひどい時は、消炎鎮痛薬や、神経ブロックという治療が
行われることもあります

鎮痛剤が効かないほどの痛みが続くこともあります
鎮痛剤は、痛くなり始めたらすぐ飲むのが良いとされています
痛みが強くなってから飲むより効果的なのです

抗ヘルペスウイルス薬を飲むときにも注意点があります

薬を飲んでから、効き始めるまでに約2日ほどの時間を要します
服用してすぐに効果が出ないと、薬を飲む量を増やしたり
飲むのをやめてしまう方も、なかには見えます

医者から指示があると思いますので、使用量を守って
2日間待つぐらいの気持ちでいるようにしましょう

効き目が遅いということもあるので、発病を早期発見し
薬の服用を早く開始するほど治療効果が期待できます

赤い斑点が現れる、 5日前頃から、ピリピリしとした
違和感を感じ始めるはずなので、気づいたら早めに病院に
行くことが大切なのです

帯状疱疹になってしまったら、普段の生活で気をつける
ことがあります

■安静にする

帯状疱疹は、疲労やストレスが原因で、免疫が低下したときに
発症します
睡眠と栄養、心と体の安静を心がけましょう

■患部を冷やさない

患部を冷やすと、痛みがひどくなります
冷やさず温めて血行を良くします
アトピー肌の痒みの対処では、患部を冷やすのが効果的でしたが
逆となりますので間違えないようにしましょう

■水ぶくれを破らない

水ぶくれで敗れると、細菌感染が起こりやすくなります
化膿を防ぐためにも、患部を触らないようにしましょう

■小さな子供との接触を避ける

帯状疱疹は、人に移ることありませんが、乳幼児の場合
水疱瘡(みずぼうそう)を発症させる可能性があります

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