アトピー肌をクーラーの乾燥から守る|オフィスでできる簡単保湿ケア

汗ばむ季節となって参りました。
世の中は温暖化対策と節電対策で、もっぱらクールビズ。

オフィスのエアコン温度設定は28℃あたりと相場が決まってますね。

アトピーの肌はバリア膜が壊れていて、常に乾燥気味です。
汗をかくと滲みることもあるので、自宅でもエアコンは入れっぱなしにすることが多いですよね。

この季節の環境は、へたすると真冬以上に乾燥するケースだったりします。

仕事中、自宅と冷房がガンガン効いた環境で過ごす方には、肌を乾燥から守る『クーラー対策』が必要です。

乾燥はイヤだけど暑いのも痒くて困るのがアトピー肌のつらいところですね。
オフィスが冷えていることには、メリットとデメリットがあります。
あなたにとってクーラーは敵ですか?味方ですか?

■冷えていることのメリット

・汗をかくことが減るから、汗が湿疹に滲みて痒くなることも減る。
・アトピーの湿疹や赤み、黒ずみなどの跡を隠す上着を着ても暑くない。
・本当は快適なのに、少し肌寒いということにして、薄い上着をはおり気になる湿疹や赤みを隠すことができる。
・周りの人(自分も?)の汗のニオイが気にならなくなくなる。
汗臭い人は体質なので、この時期になると毎年臭くなり周囲の人には苦痛になります。頭が痛くなることだってありますからね。
・足の湿疹、湿疹の跡(色素沈着)を隠すためにストッキングを重ねてはいたりしている女性には膝下の温度が快適になる。
・冷えていれば、体が痒くなることがずいぶん減るので、悪化を防げる。
・汗による化粧崩れが減る(軽度のアトピー肌で、化粧されている場合)
などなど・・・

■冷えていることのデメリット

・乾燥する。顔がすぐパサパサする。
・喉が痛くなる。
・膝から足先にかけて冷えまくる。
・化粧した顔が乾燥、保湿できない。
・新陳代謝が悪くなる。本来、汗をかく季節に汗をかかないのは、肌が作る自然の皮脂を作る機会を逃していることになる。
・手先が冷える
などなど・・・

冷え性気味な意見寄りではありますが、エアコンによる冷気が下のほうに溜まるので足元は冷えがちになるのです。
パンツスタイルの男性には分かりづらい部分です。

一方、暑がりの方も多いので、28℃設定が暑くて苦痛でしょうがない。
早く秋になってほしいと思っちゃいますよね。

☆まずは乾燥から守るクーラー対策を考えてみました。

■エアコンの風が直接当たらないようにする

でもね、これはオフィスの席が決まっているので座席の場所によってはもろに当たる場合があるんですよね。
もうエアコン吹き出し口のフィン(ルーバー)を天井に向けてしまいましょう。
人目が気になるなら、こっそりと・・・誰かに頼むとか、ね?
もしくは、噴出し方向は天井に向けて、サーキュレーター(攪拌用扇風機)で冷気をぐるぐる循環させてやるほうがエコですよ、と訴えましょう。

■保湿ケアを自宅で入念に行う

これが一番でしょうね。ダメージを夜のうちに、しっかりケアし保湿状態が長く続くフコイダン系の保湿をしたり、人間の皮脂に近いホホバや馬油。
オリーブオイルなどを就寝前の30分前に患部に塗ってサランラップをペタっと貼り、しみ込ませるなどは効果的です。

■机の上に水を入れたコップを置く

いかに乾燥しているかを目で見てチェックもできます。
少し古典派な方法でして、後述のデスクタイプの加湿器が良いかと思います。

■スプレー式のミストを顔、手足に吹き付ける

どうせなら、殺菌をかねて強酸性水をスプレーボトルに入れて使用するといいですね。
乾燥した顔に吹き付けると、吹き付けた水分が蒸発するときに、もともと肌にあった水分も、いっしょに蒸発させてしまいますから、こまめにスプレーできる人にはいい対策のようです。

■加湿器を置く

電化製品だと買うのにも上司がOKしてくれるか分かりませんので、自分の身は自分で守りましょう。

何も高い電化製品を購入し、オフィスまで運び込みましょうと言うわけではないです。
デスクタイプの加湿器は現在、豊富にあります。

中でもかわいいのがミクニ ミスティーガーデン。
観葉植物みたいな葉をイメージしたフィルタで水分を蒸発させる電源不要の水を注ぐだけのものです。コップ1杯の水の蒸発量の15倍あります。
抗菌、カビ対策もばっちりなのでオススメですよ。

■観葉植物を置く

自然の力は偉大ですが、どこの会社もコストダウンに必死です。
観葉植物購入禁止としている会社もありますからね(私の勤務先がそうです)。
デスクの上で楽しんで加湿できるタイプを実行するほうが、湿気を与えるエリアも狭くなり部屋全体を加湿するより効率的かと思います。

☆次に、足の冷えから守るクーラー対策を考えてみました。

■レギンスを履く

黒いレギンスを選べば、アトピーの色素沈着も隠せちゃいます。
タイツという手もありますね。

■ひざ掛け

1枚用意しておくと、いろいろ重宝するかと思います。

■冬用スリッパ

靴を脱いで、冬用のふかふかスリッパで暖を取る。
冷えが取れない場合は、スリッパの中にカイロを忍ばせる。

■あたたかい飲み物を飲む

少しでも寒く感じたら、熱めのお茶を飲みましょう。
しょうが湯を飲むという手もあります。なんだか冬みたいですね?

乾燥するのも冷えるのも大変ですが、エアコンのない仕事場はもっと大変です。

自分はなんて快適な環境で仕事ができているんだろうかと幸せに感じることも大切なのではないでしょうか。

そう思えば、乾燥・冷え取り対策だって、少し気楽になりませんか?

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