アトピー性皮膚炎を引き起こす、環境アレルゲンで代表的な
ヒョウダニは、敷布団の奥に繁殖し、天日干しでは効果が
ないことを、以前書かせていただきました
退治するためには50~55℃の温度で50分程度さらしてやる
必要がありましたね
布団たたきで、ダニの死骸を粉々にすると、それが皮膚に
付着したりすると敏感なアトピー肌には有害であります
そんな訳で、CMデビュー当時から、ずっと気にしてたのが
レイコップでした
干すよりキレイで、布団を叩きながらダニを吸いUVで
殺してしまう・・・
今、日本で一番売れている掃除機のようです
ジャパネットたかたの効果も高かったようですね
CMで、掃除後にダストが溜まる部分を覗いて「えっ?」と
いう表情の女性を見て、試したい、欲しいとずっと思って
いたのです。デザインもきれいですしね
買わなかった(買えなかった)のは、高額だから・・・
そのうち、バッタもんが出るかななんて期待もありつつ
現在は、やはり類似品が販売されております
しかし、本物とはどこかが違い実力差があるんだろうなと
思っていました
でも、2014年9月号の家電批評という雑誌の特集を読んで
愕然としました
「レイコップはただの掃除機です」ということです!
いや、ホントに買わなくてよかったです
レイコップをCMで知ったのは2013年のことでしたが
(2009年から輸入販売されていた)その当時の実勢価格は
3万円弱だったようです
CMを見て気になって、すぐネット検索してみたら
びっくりするほど高くて、我が家は布団乾燥機しかないな
とあきらめたのを覚えています
そんなレイコップ、布団干しをできない環境でお住みの方や
雨の日に重宝したり、布団たたきで近所迷惑を気にしなくて
良いなどといった利点で支持が高まったようですね
私が、これを欲しいと思ったのは「叩いて吸う機能」です
布団乾燥機でダニを死滅させた後、掃除機で吸うことが
大切なんですが、その時に叩きながら吸えば、より布団の
中のダニの死骸を吸い出せることができるんじゃないかなと
思ったからです
ほかの掃除機(ダイソンDC61MH等)と比較検証された結果
レイコップは吸引力も半分程度しかありませんでした
これでは、ダニを吸い出すには力不足というしかありません
企画では、たたく機能の効果に関しては検証されておらず
そこが知りたい私ですが、吸引力から察すると期待しては
いけないなと感じました
さらに驚いたのが、うたい文句のひとつであるUVによる
光クリーンメカニズムが全く効果なしだったということ
これ、除菌のようですが特許もとられているようです
紫外線(UV)でダニを弱らせるというものです
メーカー側は、ダニを殺せるとは言ってないようです
除去できるとしか言ってないようですね
雑誌の検証では、UVでダニが弱るか、死ぬかをみています
レイコップが推奨する印加時間は10秒のようですが
3分間UVを照射しても、ダニは活動を続けていたようです
ダニは敷布団の奥深くに生息するわけですから、紫外線も
届くわけないですからね
夢物語で終わりそうな、布団ダニ専用掃除機レイコップ
私がやっている方法は、布団乾燥機を使ってダニ退治
気持ちの面でスッキリしたいときは、天日干しもします
そして、掃除機を掛けて、ダニを100%通さないカバーを
掛けている方法です
あと、さらなる改善ポイントとしては、布団専用の
掃除機用ヘッドを使うことや、コロコロを使うのも効果的
のようなので、取り入れてみたいと思いました
掃除機で吸引したアレルゲンも、掃除機の中を通過して
排気から部屋中に飛散させているかもしれないからです
ダニの大きさは、ヒョウダニで0.2~0.4mmです
掃除機のフィルタ性能は大事ですね
安いサイクロンは危険かもしれません
私を含め、高性能な掃除機をお持ちでない方は
要注意です
掃除機の使い方にも注意が必要ですね
掃除機を掛けた後は、コロコロを使うようにします
掃除機を使用すると、吸引口に静電気が発生し空気中の
アレルゲンを布団の表面に吸い寄せてしまうからです
ダイソンのHPを見ると、UVでは殺せないことや
弱らせるにもダニがじっとしていないと効果がなく
吸引力を高めることが本筋であることを謳っていました
なるほど、その通りかもしれません
現状でおすすめなのは、布団乾燥機で死滅させてから
ダイソン+ダニカバーが良いかもしれません
PM2.5が気になる地域の方や、花粉が気になって
布団を干せない方も、ダニ退治に有効なこれらの方法を
取り入れてみてはいかがでしょうか?