アトピーの肌に使える日焼け止め|肌に負担をかけないSPFはいくつ?

初夏からのレジャーで気になるのは紫外線対策ですよね。
UVケアといえば、日焼け止めが一般的。スプレータイプもあります。

海に遊びに行く場合、紫外線は春先から増え6~7月がピークです。
夏になると砂浜・水面ともに紫外線が反射して耳の後ろも焼けやすいから注意しましょう。

山は、涼しいからといって紫外線が少ないと言うわけではありません。
標高が高く空気が澄んでいるため、むしろ紫外線を浴びる量は増えるのです。

長時間の外出や、海や山などに遊びに行くのはストレス発散ができる反面、紫外線対策に注意が必要となります。

汗をかいて痒くなる場合もありますので、予防をしておくこと。
シャワーを浴びるなどのケアを前提に、大いに遊びに行きましょう。

近頃のUVケアの方法は、肌に負担がかからないやり方が主流。

そのため、敏感肌でもあるアトピーの肌にも通じるやり方となってきました。
アトピー性皮膚炎の症状が軽い方であれば、刺激の少ない日焼け止めを使うことも大丈夫です。

コンビニでも売っている日焼け止めですが、何やら目立った用語が・・・。
SPF?ノンケミカル?ナンのこっちゃ?

紫外線対策の話の前に、まずは日焼け予防をキッチリ行うために知っておきたい用語について、おさらいしておきましょう。

SPFは数字が大きいほうが良さそう・・・とか。
こっちのパッケージデザインのほうが無添加な感じがする・・・とか。
イメージやパッケージに書かれた売り文句、値段で決めていませんか?

次のことばを知っておくと、日焼け止めを買うときに迷わずにすみますので、ご参考になればと思います

■紫外線A波とB波の違いについて

紫外線にはA波とB波があります。これらの違いは何でしょうか?

・A波(UVA)は表皮より深い、真皮にまで到達します。
コラーゲンの破壊も引き起こすのでシワやたるみにも影響があります。

・B波(UVB)は表皮のあたりまでしか到達しない代わりに、炎症を起こす原因になりやすいです。赤くなる、ヒリヒリするのはコチラです。サンバーンともいわれシミやシワの原因にもなります。

■日焼け止めに必ず表示があるPA、SPF、ノンケミカルとは

・PAとは

紫外線A波から守る力で、効果の度合いを3段階の+(プラス)で
表されます。
+はやや効果がある。
++は効果がある。
+++は非常に高価がある。
となっています。
真皮にまで到達する紫外線から守ることは、消しにくい色素沈着から守るということです。

・SPFとは

紫外線B波から守る力で、効果の度合いを倍数で表しています。
何も塗らない状態と比べ、サンバーン(赤くヒリヒリする日焼け)が起きるまでの時間を何倍に延ばせるかの目安です。
通常、真夏の強力な紫外線を浴びた場合でサンバーンになるのは20分といわれています。

SPF20であれば、その20倍ということになりますので、20×20=400 つまり、400分まで大丈夫という目安です。
SPF値については、20を越すとUV遮断率にあまり大きな差はないので、SPF値にこだわるより、肌の状態にあったものを選ぶことが大切です。

・紫外線吸収剤とは

紫外線を吸収する効果がある。紫外線を吸収するときに肌の表面で科学変化を起こすため、肌に刺激を感じることがあります。
ローション、スプレー、ジェルタイプは、べたつき、白浮きしないので人気がありますが、ほとんんどのものが紫外線吸収剤を主成分としてます。

・紫外線錯乱剤とは

紫外線を肌の上で反射させてブロックする。
かぶれは起こしにくいが、肌を乾燥させる場合があります。

・ノンケミカルとは

紫外線吸収剤を含まない日焼け止めを表すことばで、「ノンケミカル」のほかに「紫外線吸収剤フリー」と表記されることもあります。

紫外線吸収剤を含まないノンケミカルのものはクリームタイプか、乳液タイプの商品に多いようです。肌を乾燥させる欠点があるので注意しましょう。

いろいろな日焼け止めが売られていますが、どう選んだらよいでしょうか。

SPF50でPA+++の日焼け止めを使うか、肌への負担軽減の為にも弱い日焼け止めを使うかどっちが良いか迷いますよね。

サンプル品でパッチテストをしてから購入するのがベターですよ。

アトピーの肌に使える日焼け止めとしては

◎PAは+++が良い
◎SPFは20までの弱めのもので肌に負担を極力かけない
◎ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)の表示があるものを選ぶ
◎あくまで個人差があるのでパッチテストをしておくこと

敏感なアトピーの肌には、日焼け止めはあくまで補助的なものと考え、日傘や帽子を使った紫外線対策をメインにすることをおすすめします

また、アトピーの肌の状態がよいときに日焼け止めを塗るとはいえ、敏感に肌が反応する場合は日焼け止めは使わずフィニッシングパウダーやファンデーションに切り替えましょう。

合成界面活性剤やシリコン、合成ポリマーを含んでいない種類のファンデーションかフィニッシングパウダーを選びます。

どちらの場合も、親水ワセリンなどの保湿軟膏や合成界面活性剤不使用のオイルなどを先に塗っておき、肌に直接付かないようにすることが大切です。

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