ピアスするとアトピーは悪化する?金属アレルギーを起こさないために

皮膚が敏感なアトピーの肌ですが、アクセサリーを付ける場合に気をつけておきたいことがあります。

アクセサリーで接触性皮膚炎を起こす場合があるのです。

アトピー持ちは、ピアスを開けられないのでしょうか?

皮膚に穴を開けるので、いいことではないのですが、金属アレルギーがアトピー性皮膚炎の人に必ず出るかと言えばそうとは限らないようです。

もちろん耳に赤みや湿疹、耳切れなどのアトピー症状が出ているなら穴を開けるのは避けましょう。

ですので、アトピーでもピアスでオシャレしたい人のために、一般的に気をつけたいことを説明します。

ホールを開けるのもピアッサーで開けるのはNG、ニードルならOK。
ピアッサーはホールの中が傷だらけになり治りが悪いからです。

皮膚科で行うほうが安心ですが、事前確認しニードルでやる医院を探しましょう。ノウハウ的には美容外科のほうが良いかと思います。

ニードルはホールが綺麗に開けれるため、安定も早いです。
アトピーだからというわけではありませんが、最初のピアスでホールが安定するまでの期間が一番危険なときです。

ホールがきちんと安定するまでには数ヶ月間かかります。
その期間、付けたままにしておかないといけないピアスの事を、ファーストピアスといいます。

基本的にホールが安定した状態になるまでは外してはいけませんので、純チタンかサージカルステンレス製の素材を選ぶことが大切です。

間違って透明ピアスなどを付けないようにしましょう。
化膿した後にホールと癒着をおこし取れなくなってしまうのです。

金属アレルギーを起こさないためにはピアスの材質は18K以上にしたり、つける時間にも気を配りましょう。

金属アレルギーを起こしやすい代表的な金属は、ニッケルやコバルト、クロム、銅です。

金属アレルギーを起こしにくい代表的な金属は、金、銀、白金、プラチナ、チタン、ジルコニウムなどです。

18Kが良いといっても、金はやわらかいため表面に傷がつきやすいです。そのため、雑菌などが付いた場合も取れにくく、ホールの調子が悪い日は皮膚炎を起こす可能性があり、注意が必要です。

金属製じゃないピアスなら当然、金属アレルギーはおきません。
アクリル製、象牙、透明ピアス、シリコンなどがその類です。

ただし、こちらも傷が付きやすい素材ですから、ホールの状態をよく確認し、傷や出血などがある場合は控えましょう。

形状も負担の少ないストレートバーベルを選びましょう。
寝る時は耳を圧迫しないように外しておくほうがよいです。

夜中にむずむず掻いてしまうと出血する場合もあります。
アトピーの場合、耳の周りや顔が痒くて夜中にボリボリ掻いてしまう時がありますので、なおさら危険です。

ホールを開けてから安定しない場合も放置せず皮膚科で診て貰いましょう。化膿については病院へ行って抗生物質を処方してもらってください。

その他のアクセサリーとしてネックレスやイヤリングでも、金属アレルギーが起きる人も少なくありません。

アトピー素因がある人は、アレルギー体質も持ち合わせている場合が多いですから、必ずパッチテストを受けアレルギーの有無を確かめましょう。

指輪でも金属アレルギーはおきます。アトピーで手に湿疹がある場合、刺激になるので付けないほうがいいです。

特に夏場は汗をかくために起きる金属融解に注意しましょう。
金属成分が汗に溶けて皮膚を刺激するのです。ひどい場合は真っ赤にただれ、皮がめくれる炎症を起こす場合もあります。

指輪は、金属アレルギー以外でも汚れの残留に気をつけましょう。

指輪の内側と皮膚の間に汚れが残り皮膚を刺激することがあります。
中でも気を付けたいのが合成洗剤で食器洗いをする場合です。

合成洗剤に含まれる合成界面活性剤などの成分が指輪と皮膚の間に残っていると、皮膚を刺激し炎症がおきやすくなります。

指輪を付けたり外したりが面倒だという方は、石鹸、シャンプー、台所洗剤なども合成界面活性剤を含まないものを購入するようにして、残留物による刺激から皮膚を守るように工夫しましょう。

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