アトピー肌を悪化させる水道水の残留塩素ですが
正しい値を知るには測定するしかありません
我が家はアルカリイオン整水器、エコキュートのお湯で
塩素対策を意識してますが、以前から気になっていた
ことがあります
それは・・・
実際のところ、我が家の水道水には、どれぐらいの塩素が
残っているのか?ということです
残留塩素が少ない水はどの水か?というテーマです
以前のpH測定で、今度は塩素も調べてみたくなったのです
見えないものだから、数値化したり目で見えるようにすると
よくわかりますからね
今回は、簡易測定器と比べ、少し立派な測定器で行います
測定器の紹介です
■ポータブル残留塩素計 RC-24P
メーカー名:東亜DKK(株)
測定方式:ポーラログラフ法による採水および投げ込み測定
測定対象:遊離残留塩素
測定範囲
遊離残留塩素:0~2.00mg/L
温度:0~45℃
繰り返し性
遊離残留塩素:±0.05mg/L以下(at25℃)
温度:±0.2℃
■水道水測定をするときの注意点
最初に蛇口(給水栓)から出る水は残留塩素濃度が薄く
徐々に濃度が高くなる傾向があるため、しばらく水を
流してからサンプリング(採水)すること
測定箇所ですが、以前の記事で我が家の水道水のpH値を
簡易測定器で測りましたが、同じところを測ることにしました
なので、測定箇所は
①水道水
②水道水を沸かしたもの(45℃以下に冷めてから測定)
③エコキュートお湯(40℃)
④整水器(アルカリ:中)
⑤整水器(酸性水)
⑥沸き冷ましの水
【補足】③のエコキュートのお湯について
エコキュートが家族の使用状況を学習して必要な
分だけ沸かす、経済的なプログラムにしている為
85℃保温ではないかもしれません
なお、40℃で測定するため、水道水と混ざらざるを得ません
安全弁か非常用の弁から採水するのもアリかと思いましたが
面倒なのと火傷するのが恐いのでやめておきました
実際の使い方に近いほうがいいですしね・・・
それでは、測定結果を発表します
■測定結果
①水道水
① | 遊離残留塩素(mg/L) | 水温(℃) |
1回目 | 0.41 | 11.8 |
2回目 | 0.45 | 10.2 |
3回目 | 0.48 | 9.6 |
4回目 | 0.46 | 9.4 |
5回目 | 0.47 |
9.5 |
②水道水を沸かしたもの(45℃以下に冷めてから測定)
② | 遊離残留塩素(mg/L) | 水温(℃) |
1回目 | 0.06 | 44.0 |
2回目 | 0.09 | 42.2 |
3回目 | – | – |
4回目 | – | – |
5回目 | – | – |
③エコキュートお湯(給湯40℃設定)
③ | 遊離残留塩素(mg/L) | 水温(℃) |
1回目 | 0.48 | 37.9 |
2回目 | 0.51 | 37.7 |
3回目 | 0.56 | 40.5 |
4回目 | – | – |
5回目 | – | – |
④整水器(アルカリ:中)
④ | 遊離残留塩素(mg/L) | 水温(℃) |
1回目 | 0.00 | 15.2 |
2回目 | 0.02 | 12.0 |
3回目 | 0.01 | 10.3 |
4回目 | 0.02 | 9.8 |
5回目 | 0.02 | 9.9 |
⑤整水器(酸性水)
⑤ | 遊離残留塩素(mg/L) | 水温(℃) |
1回目 | 0.14 | 10.5 |
2回目 | 0.04 | 9.8 |
3回目 | 0.03 | 9.5 |
4回目 | 0.04 | 9.4 |
5回目 | 0.03 | 9.5 |
⑥沸き冷ましの水
⑥ | 遊離残留塩素(mg/L) | 水温(℃) |
1回目 | 0.01 | 17.4 |
2回目 | – | – |
3回目 | – | – |
4回目 | – | – |
5回目 | – | – |
今回の測定で分かったことは、整水器の塩素除去性能が
案外、頼もしかったことです
沸騰させたもの、沸き冷ましも好データとなりました
そして、残念だったのがエコキュートの値です
よく使う温度(40℃)を想定して測定しましたが
水道水とミキシングされて供給されるわけですから
水道水の測定結果と同等になってしまったのです
これって、シャワーのお湯も同じ結果になるという
ことですよね?
ということは、シャワーを浴びるということは
浴槽のお湯に浸かるより、塩素濃度が高いお湯を
体にかけていることなんだ、と改めて思ったわけです
次回は、気になるお風呂の塩素測定です
果たして、ビタミンCでの中和はできるのでしょうか?