ちょっと仕事で疲れたりすると、口の周りに
水疱ができてしまう口唇の単純ヘルペス
唇の周りにできた、5ミリほどの水泡の集まり…
赤くはれ、かゆみやほてりを伴うこともあります
口の周りや唇にできやすい、1型単純ヘルペスを
治す方法は無いのでしょうか?
病院に行くと、治療に行ウィルス剤を使いますが
現在、完全に治す方法はありません
同じところに繰り返して発症し、1~2週間で治り
また体の中の神経に潜み再発する性質を持っています
潜んでいたヘルペスが再発するワケは何でしょうか?
風邪や疲労など、体の抵抗力が弱まるとウィルスが
増殖神経の繊維に沿って唇のほうに移動します
するとチクチクした痛みが現れ、水泡ができるのです
再発前に、ピリピリ、ムズムズとした違和感があります
早く治すには、この時期に皮膚科を受診するのがベストです
早めに受診すれば、薬もよく効き、水泡もできずに
収まることも多いのです
このピリピリ、ムズムズとした違和感を見逃さないことが
単純ヘルペスとうまく付き合うコツといえます
ウィルスをだましだまし抑えて共存していくのが
今のところ賢いやり方なのですが、病院にいかなくても
ウィルスの活動を抑える良い薬が薬局でも手に入ります
それは再発治療薬と言われるものです
再発治療薬とは何でしょうか?
それは、過去にある病気と診断され、治療を受けた人が
再発した際に薬局などで買える薬のことをいいます
現在は再発しやすく、かつ特徴的な症状がある口唇ヘルペスや、膣カンジダの再発治療薬が販売されています
薬局で買える、ヒフールAC(第一類医薬品)などの
口唇ヘルペスの再発治療薬というものがあります
抗ウィルス成分が、ウィルスの増殖を防ぐ働きをします
口の周りがピリピリするのが合図のようなものなので
気づいて塗れば、あのチクチクした痛みを緩和できるのです
アトピー肌の方は、顔のえら骨や全身に発疹が多く出る
カポジ水痘様発疹症にならないためにも病院で治療を
受けたほうが良いでしょう
ウィルスが潜伏している期間に、日常生活で気をつけないと
いけないことはあるのでしょうか?
ウィルスを増長させないために自分でできることは
普段の生活から行っていきたいものです
単純ヘルペスとうまく付き合う、日常生活での注意点は
こんなことに気をつけましょう
■かかりつけの医師の指示に従う
水泡ができる場所で症状や治療法が違ってきます
■抵抗力を弱めるような刺激を避ける
疲労、ストレス、発熱、風、強い日光に当たるなどが
単純ヘルペスウイルスを活発にさせることにつながります
再発を繰り返す方は、日ごろから無理のない生活を心がけましょう
■人との接触に気をつける
人に移さないためにも、水泡やただれが起きている
患部には触らないようにして、手洗いを十分に行いましょう
陰部にできた2型ヘルペスの場合は、症状が出ている期間は
性交渉は避けてください
直接的でなくても、グラスやタオルなどから、間接的に
患部に触れる事でも感染しますから注意が必要です
傷口がジュクジュクするときは、お風呂も控えたほうが
よいでしょう