アトピーで冷え性だけど、超冷え性とまではいかない・・・
そんな、普通の冷え性タイプのアトピーの方に向いている漢方薬を
紹介します
普通の冷え性タイプの方に多いのは、消化機能が弱いということです
なので、食べても効率的にエネルギーを取り込めていないんですね
こういう場合は、人参の入った薬が効果的です
人参の持つ効能とは次のようなものがあります
・消化機能を高める
・エネルギーの取り込みを良くしてくれる
・冷えを取って元気にしてくれる
・副腎機能を高める
なので、人参はキライとか言わずに食べるようにしてくださいね
漢方では、消化機能が弱いと、血液への栄養供給が低下し、脳組織への滋養能力が
落ちると考えられています
滋養能力が落ちると、眠りが浅くなります
夜、時々目が覚める・・・よく夢を見る、寝起きが苦手などが眠りの浅い人に
みられる特徴です
足が冷えることと、眠りが浅いことは、一見つながりが無いように思えますが
まったく無関係ではないのです
眠りが浅い人が、よく眠れるようになる漢方薬を選ぶには、もうひとつ『目の疲れ』の有無を
判断する必要があります。目の疲れを感じるかどうかで、薬の選定が変わってきます
目の疲れを感じている人は、人参養栄湯（にんじんようえいとう）が向いています
人参養栄湯の持つ効能は次のようなものです
・飲むと冷えは徐々に取れていきます
・胃腸の調子がよくなります
・よく眠れ、目の疲れを感じなくなります（眠りを深くしてくれる）
『目の疲れ』は感じない・・・という方は夢を覚えているかどうかで
薬の選定が変わってきます。寝汗が多少あり、睡眠は眠りが浅い
夢を見ない時はなく悪夢の場合も多いことも・・・
こういう、夢を覚えている方は、清心蓮子飲（せいしんれんしいん）が
向いています
清心蓮子飲の持つ効能は次のようなものです
・炎症を抑える
・眠りを深くする
夢を覚えていない人は、次のテストをしてみましょう
足を伸ばして仰向けに寝る。みぞおちに指を押し込むように押してみてください
このとき、気持ち悪かったり、痛いなどと感じる人は、ストレスなどの原因で
体のエネルギーの流れがスムーズでない人です
痛みを感じた方は、加味帰脾湯（かみきひとう）が向いています
加味帰脾湯の持つ効能は次のようなものです
・抗ストレス作用がある
・眠りを深くする
・消化機能を高める人参が配合されている
痛みは感じなかったという方は、帰脾湯（きひとう）が向いています
帰脾湯の持つ効能は次のようなものです
・眠りを深くする
・消化機能を高める人参が配合されている
加味帰脾湯（かみきひとう）や帰脾湯（きひとう）は、生理不順などもよくなります