アトピーの体質改善を漢方でやりたいけど、どんな漢方薬を使うの?
それには、体質改善すべき3つの症状のうち、自分がどれに当てはまるかを
チェックしましょう、というところまでお話させていただきました
どの症状が自分に当てはまるかを判断したうえで、使う漢方薬が決まってきます
あなたが、どの体質に当てはまるかをQ&A方式で調べてみましょう
【体質改善薬の選び方】足の冷えをチェック!
体質改善をするための漢方薬を選ぶには、漢方専門の薬局で相談するほうが良いですが
通信販売で購入することもできますので、まずはセルフチェックというわけです!
最初の質問は『足の冷え』があるかどうかです
●「はい」と答えた方⇒超冷え性系もしくは、普通の冷え性系かも・・・
▲「少し」と答えた方⇒おなかが弱い系かも・・・
■「いいえ」と答えた方⇒おなかが弱い系、もしくは火照り系かも・・・
●「はい」の超冷え性の方は、単に足が足が冷えるだけでなく、寝るときに
靴下をはかないと寝れないとか、入浴後30分で冷えてしまう方が多いです
ふらつくことがある・・・くらくらすることがある、というケースで
飲むべき生薬が変わってきます
入浴後、30分で冷えてしまう人の場合で
・ふらつきやすい人・・・真武湯(しんぶとう)
・ふらつかない人・・・八味地黄丸(はちみじおうがん)
八味地黄丸を飲んでも冷えの改善が無い場合は、かなりの超冷え性といえます
その場合は、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)です
こちらは、トイレが近いなどの尿トラブルにも使われてます
●寝るときに靴下はなかなくても大丈夫という方は、普通の冷え性といえます
夜中に目が覚めることが多かったり、よく夢を見る、寝起きが悪いかの有無で
薬の選定が枝分かれし、目の疲れや、下痢になりやすいかどうかで、生薬の
選び方が変わってきます
夜中に目が覚めることが多かったり、よく夢を見る、寝起きが悪い場合
目が疲れる・・・人参養栄湯(にんじんようえいとう)
目は疲れない・・・夢を覚えている→清心蓮子飲(せいしんれんしいん)
目は疲れないが、夢はおぼえていない場合
季助部(みぞおちの辺り)を押すと痛い・・・加味帰脾湯(かみきひとう)
季助部(みぞおちの辺り)を押しても痛くない・・・帰脾湯(きひとう)
夜中に目が覚めるこは無い、寝起きはよい場合で
目が疲れる場合・・・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
目は疲れないが、とても下痢しやすい・・・啓脾湯(けいひとう)
目は疲れないが、少し下痢しやすい・・・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
目は疲れないし、下痢も無い・・・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
▲「少し」を選んだ、おなかが弱いかも系の方は、ときどき腹痛があるかどうかで
飲むべき生薬が決まってきます
時々、腹痛がある場合・・・黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)もしくは
小建中湯(しょうけんちゅうとう)
■「いいえ」を選んだ、おなかが弱い、もしくは火照りやすい方は
疲れやすいかどうかで飲むべき生薬が変わってきます
疲れやすい場合・・・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
疲れやすいわけではないけど、寝るときに体が熱くなりやすく、決まって
布団から足を放り出して寝ることが多くないですか?
お茶などの水分をよく取り、寝汗をかきやすいという方は、おなかがゆるい
だけでなく『火照りやすい』傾向があります
火照り系の場合・・・六味丸(ろくみがん)
布団から足を出して寝るということはないよ・・・という方は
便が柔らかいかどうかによって生薬を飲むか飲まないかが変わってきます
柔らかめの便の場合・・・四君子湯(しくんしとう)
普通の便の場合・・・問題なし。特に飲まなくてよい
超冷え性、普通の冷え性、火照り系・・・それぞれを、もう少し
具体的に見ていこうと思います