アトピー肌の方は、腸の粘膜の皮にダメージがあることが
多く、アレルゲンに弱い傾向がみられるようです
今回は、腸の粘膜ではなく、おしりの粘膜についての
話です
海外と違い、日本ではウォッシュレットの普及が広がり
おしりを洗浄される方もずいぶん増えていると思われます
ちなみに、ウオッシュレットはTOTO製の商品名ですが
他メーカーでは、シャワートイレともいうようです
一般的にウオッシュレットが代名詞みたいになってますね
さて、そのウォッシュレットですが、シャワーでおしりを
洗うのは体に良くないという話を聞いたことないですか?
私たちの体の中で、口や鼻、のど、目、そして肛門などに
粘膜があります
粘膜は内臓や体の内側の部分が、直接外気に触れないよう
守ってくれるはたらきがあります
よくカゼを引く方は、粘膜が弱り、菌の刺激に負けやすい
とも言われていますね
用を足した後、おしりを温水シャワーで洗うことは
この大切な粘膜を落とすことにもつながるのです
上手に使うためには、いくつか注意する点があります
まず、水道水に含まれる塩素を気にされる方も多いと思います
トイレの温水シャワーの構造は、主に2通りあるようです
1つは、水道水をタンクに貯めて、ヒーターでお好みの温度に
温め、あらかじめ貯めておくタイプ。貯湯式というようです
もう1つは、水道水を強力なヒーターで、瞬間的にお好みの
温度に変換して吐水するタイプ。瞬間湯沸し式とか
連続出湯式とかいうようです
まずは、それぞれのメリット、デメリットを紹介します
電気代の比較とかじゃなく、肌に対してという見解です
貯湯式は、タンクであらかじめ温めたお湯をポンプで
吐水します。吐水と同時に、新しい水道水の水が
タンクの中に入ることにより、貯めたお湯は冷めていき
ある程度使ったら、水に変わります
だんだんとぬるくなり、ある時から水に変わった!という
経験をされたことがある方は、こちらのタイプですね
もうひとつの瞬間湯沸しタイプは、水道水が瞬間に
お湯に変わる能力を持ったヒーターを積んでますから
ずっとお湯シャワーできちゃうわけです
でも、ヒーター保護のためか2分程度でシャワー停止する
ようですね
でも、シャワーボタンを押せば、すかさず温水シャワーが
出ますから、「半永久」に近いわけです
で、塩素的にどうかは計測してみないと言い切れません
以前測定したように、機会があれば測りたいと思います
推測ですが、貯湯式が若干有利かなと思ってます
沸かした後の時間が長いと、塩素が飛びやすいためです
ただ、沸騰させるわけではないので、実際の測定が
裏づけになるのでしょうね
さて、おしりの粘膜に対する刺激については
それぞれでどのような差があるのでしょうか?
ポンプ式である貯湯タイプは、瞬間式よりも
水圧が高いため、肛門に当たるお湯の勢いが強いです
つまり、強いシャワーを求める人には貯湯式がいい
自宅の住んでいる地域が、低水圧の地域でもポンプ式には
影響しないということですね
瞬間式は、自宅の水圧に影響されます
高水圧地域だと、強いかといえば減圧してる家もあるため
家の設備状況しだいとも言えなくもないですね
粘膜に対するダメージは、以下で決まるかと・・・
・お湯の温度
・シャワーの強さ
・シャワーする時間
・水質
・吐水の当て方
一番、最悪なパターンは、瞬間式トイレを使っている方が
40℃の高めの温度で、長時間シャワーを当て続けること
塩素を多量に含む地域で使用するのを含めるのも悪条件
トイレのシャワー温度って、水温、36、38、40℃みたいです
低、中、高でですよ
敏感な粘膜に40℃のお湯は温度高すぎではないかと
思うのです
気持ちがいいからと、温水シャワーを長時間使いすぎると
おしりの粘膜は洗い流され、菌からガードする力が弱り
肛門周辺の皮膚は、乾燥するとかゆみも生まれるでしょう
シャワーが出てくるノズルは、にょきっと出てくるときと
戻る時に洗浄されるので、シャワーの湯が不潔ではないと
使ってる私としては思いたいところですね
ハードユーザーの方は、シャワーを最強にして肛門内部に
入れて、浣腸の代用として使うようです
確かに力を抜くと、入ってきますからね
これをやると、自然な排便をする習慣もなくなるでしょう
粘膜への影響も強いと思います
粘液が流れ落ちるだけでなく、粘膜に傷をつけるかも
最近の子どもは、保育園ではまだまだ和式、洋式便器
こそあれ、シャワートイレはないと思いたいですが
いいところの小学校だと、設置しているかもしれません
紙で抜くことが清潔とはいいませんが、敏感肌の方は
特にぬるい温度でさっとシャワーを当てる程度にしましょう
紙でゴシゴシ拭くよりかは、逆に刺激も少なくなります
肌の弱い方への、正しいウオッシュレットの使い方を
提案させていただきました
取り入れて頂くと、おしりにやさしいかと思います