下腹部が痒くても、病院に行くのは恥かしいですが
放置したり、市販の塗り薬で治そうとすると
なかなか治らない事ってありませんか?
だましだまし、1年ぐらい続けているうちに、このままだと
まずいと強く思うようになり、いざ病院へ・・・という方
多いと思います
しかし、病院に行くと大抵はステロイド軟膏を処方されるだけ
私自身、下腹部の痒みでデルモゾールG軟膏が出された経験が
あります
これは、ステロイドランクの中下位のランクとなります
薬剤師の方に「陰部に塗っても大丈夫なステロイドですか?」
と念押ししたら「皆さん、ステロイドを恐がりますが、薄く塗れば
大丈夫ですよ」との回答をもらいました
陰部だけに吸収率は高いですから、場所が場所だけに不安になるんですよね
このまま、依存症にでもなったらどうしようかと思っちゃいます
陰部は粘膜なので、ステの経皮吸収量は高いです
腕の内側を1とした場合、陰部は42倍ですからね
ステロイドを悪者にする気はありませんが、連用は避けます
ステロイドはあくまで対処療法ですから、ステロイドで症状を
抑えているうちに、根本を改善しないといけません
アレルギーやアトピー性皮膚炎になりやすい人は、皮膚と
粘膜がもともと弱いことが多いようです
陰部や肛門、口、鼻、のど、胃腸など、皮膚と粘膜はつながって
いるので、アレルギー症状が連鎖的に起きることもあります
弱点に気が付いたら、日常生活のケアで皮膚と粘膜を守り
強くしていくことが大切です
アレルギーが起こりやすい皮膚、粘膜には、乾燥したいたり
荒れて、キメが揃っておらずなめらかな肌でないという特徴が
あります
きめが粗いと、バリア機能が働かず、異物が通りやすく
なります
そうなると、刺激を受けやすい状態になり、皮膚や粘膜の
バリア機能がますます壊されていきます
皮膚と粘膜のきめを整え、なめらかにしてバリア機能を
高めるためには、色々な栄養素をバランスよく摂ることが
とても大切になってきます
粘膜を強くするポイントは、3つあります
■外側から粘膜を強化する
■からだのベースを作る
■体内から粘膜を強化する
それぞれの、具体的な方法について紹介します
■外側から粘膜を強化
・日常生活で、お風呂の入り方、洗顔の仕方を変える
・部屋の掃除をしっかりとする
・アレルゲンを排除する
■からだのベースを作る
・睡眠と休養を十分とる
・脳神経や女性ホルモンのバランス、免疫バランスを支える
・肌荒れのきっかけや悪化の原因は、大半が過労やストレス
■体内から粘膜を強化する
・皮膚と粘膜にダメージを与える食事をやめる
・普段摂る油の種類を変える
・魚系の油、ビタミン、ミネラルを補給して、皮膚や
粘膜を強化する
・消化に良くない食べ方を見直す
外食が多い方や、無理なダイエット中の方は栄養バランスが
くずれがちになりますので要注意です
バリア機能をアップさせる栄養素には何があるの?
バリア機能を高める栄養素は、タンパク質、ビタミンA
ビタミンC、E、ミネラル(亜鉛)の5つとなります
■タンパク質
・皮膚や粘膜のベースを作る栄養素
ダイエットで、これが不足すると肌荒れの原因に
主な食べ物
・肉、魚、卵、乳製品、穀類、大豆など
■ビタミンA
・皮膚や粘膜を丈夫にする
・乾燥や肌荒れの解消に効果があります
主な食べ物
・鶏のレバー、うなぎ、にんじん、春菊、ほうれん草
小松菜など
■ビタミンC
・コラーゲンの合成を促進し、皮膚や粘膜のハリをUP
主な食べ物
・オレンジ、ブロッコリー、小松菜、ほうれん草
赤ピーマン
■ビタミンE
・血流を改善し、皮膚や粘膜の隅々まで栄養を届ける
主な食べ物
・うなぎ、かぼちゃ、アーモンド、いか、ほうれん草
アボカドなど
■亜鉛
・皮膚や粘膜の正常な新陳代謝を助ける
・活性酸素を除去する酵素の働きを高める
主な食べ物
・かき、牛肉、卵、いわし、ごま、松の実、カニなど
これらを参考にしていただき、ご自分の弱点を知り
改善していくことが大切です