手のあかぎれが治らない原因とは?冬になると指先がぱっくり割れて痛い

あかぎれ.jpg

冬になると、指先がパックリと割れたような感じになります
なったのは数年前の冬・・・

もともとアトピー肌の方は冬になると、特に乾燥しがちです。
皮膚のシワに沿って割れたみたいなところもあるでしょう・・・

一度なってから、何度も繰り返し、なかなか治らないのではありませんか?

そのひび割れた皮膚の正体は、「あかぎれ」です。
あかぎれというのは、ヒビが悪化した状態のことをいいます。

おもに冬の乾燥をきっかけに、手やかかとに起こりやすい症状です。
そして、一旦あかぎれになると毎冬くり返す人がほとんどです。

水でも滲みてしまう・・・気が付くとパックリ割れている・・・。
けっこう憂鬱になりますよね?

あかぎれは、手やかかとなどの体の末端、そして皮膚の厚い部位にできやすいのです。
ハンドクリームを塗っても、塗ってもゴワゴワ・・・

なんか、乾燥して、弾力もないような感じになっていませんか?

あかぎれになるのは、なぜでしょうか?
主な原因となるのは、冷え、乾燥、栄養不足、血行不良、応力です。

■冷え

冬は、気温が低いので血行が悪い状態になりがちです。
アトピー肌の女性は、冷え性の方が多いので、特につらいですよね。
手先や足先などの末端に起きるのも、冷えのせいです。

■乾燥

冬は乾燥がひどくなるので、ひびができやすいのです

■栄養不足

冷えている細胞は、栄養不足の状態となります。
皮膚にひびなどの子傷ができても、人の体には治そうとする力が働きますが、栄養不足の状態では十分に働かないのです。

■血行不良

 血流が悪くなると、肌が弾力を失って固くなりやすくなるため、ひびが起こりやすい状態になってしまいます。
また血流の流れの変化は、かゆみの原因にもなります

■応力

応力がかかるから、ひび割れするということが見過ごされがちです。
手作業をするということは、指が押しつぶされて変形するような力が加わっているからです。

乾燥し油分がなく、固くなった皮膚に、力がが加わることにより、爪のふちや伸び縮みする部分、摩擦が多い指の腹などの弱い部分からクラック(ひび)が入り、よく使う指ほど起こりやすいものなのです。

これらの原因により、ひびができ、ひびを放置して悪化したものが、あかぎれとなるのです。
あかぎれが、さらに悪化すると、どうなるでしょうか?

皮膚の表面の、ひびだけでは済まなくなります。
皮膚の表面より、深い組織にある真皮層までひび割れてしまうのです。

そうなると、かゆみだけでなく、出血や痛みのほうが勝るようになります

機械製品の組み立て作業をやられていた女性で、あかぎれの痛みに耐えかねて、瞬間接着剤で指のひびを固めていた方もいました。

たしかに、瞬間接着剤は医療手術でも使うぐらいなので「あり」かとは思いますが、少々、痛々しい行為だと思いました。

くり返したくない「あかぎれ」ですが、どんなケアがいいのでしょうか?
次回は、あかぎれを治す効果的な保湿ケアについてです

痛いあかぎれの治し方

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