ステロイドは使いたくないけど、かゆみを抑えたい・・・
アトピーの炎症やかゆみを治すのに、ステロイドはひどいとき以外
使いたくないですよね
薬局などで売っている薬で、アトピーによく効く薬はあるのでしょうか?
軽度のアトピーなら市販の薬も検討してみても良いと思います
アトピーの軽度、中度、重度とはどのような症状でわかれるのでしょうか?
軽度なのか?中度なのか?の判断がいちばん迷うと思うんですよね
判断の目安は下記のような感じになっています
【軽度】
面積に関わらず、軽度の皮疹のみみられる
【中度】
強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%未満にみられる
【重度】
強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%以上、30%未満にみられる
【最重度】
強い炎症を伴う皮疹が体表面積の30%以上にみられる
・・・と、体に対する炎症の面積割合が基準となっています
ざっくりと表現しなおしますと・・・
・軽症は乾燥しやすい敏感肌というレベルで、保護薬(保湿剤)でケアができる状態
・中度は、ほぼ炎症は治まっているが、時々出たり、かゆみはある
こういう状態は、保護薬(保湿剤)や、非ステロイド抗炎症薬でケアします
・重度は、悪化している状態です。中程度か弱いステロイド塗り薬でケアします
タクロリムス外用薬(プロトピック)も使うことがあります
・最重度は、ひどい状態。強めのステロイドでケアします
非ステロイド塗り薬で、市販品を一部ですが紹介します
【薬局で買えて、痒みに効くと口コミ・定評があるもの】
■ダイアフラジンA軟膏【第3類医薬品】
主な成分はブフェキサマク、ビタミンA油
主な効能は、湿疹、皮膚炎、かゆみ、かぶれ、ただれ、おむつかぶれ、あせも
日焼け火照り、痛み、虫刺され、しもやけ
皮膚に塗ると、魚油臭(ビタミンA油)がするのが難点か・・・
■グレカA軟膏【第3類医薬品】
主な成分はアラントイン、グリチルリチン酸、アズレン、白色ワセリン
主な効能は、湿疹、蕁麻疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、ただれ
自然由来の材料で作られているので安心して使える
皮膚科でもらえる非ステロイド薬のアズレンが含まれているので
アズレンと相性がいい人が購入したが、皮膚科でもらったアズレンのようには
効かなかった、という口コミあり
■ユースキンI(アイ)【第3類医薬品】
主な成分は、痒みを鎮めるクロタミトン、ジフェンヒドラミン、グリチルレチン酸など
主な効能はかゆみ、しっしん
べたつかないので、塗ったあともすぐ下着を着れるから風呂上りの保湿に
向いています
■エピアマートS【第2類医薬品】
主な成分は、ウフェナマート(抗炎症作用)、ジフェンヒドラミン、グリチルレチン酸
主な効能はあせも、アトピー、虫さされ
ブフェキサマク成分のものを愛用していた方が、ブフェキサマクはかぶれる可能性が
あると知って
■アピトベール(紫雲膏ベースの薬)【第2類医薬品】
生薬のシコンとトウキから有効成分を抽出した、漢方処方(紫雲膏)の軟膏
主な効能は、湿疹・皮膚炎、ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ
外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷
豚脂の油分がしっかりとしている。手湿疹にもすぐ効果があると口コミあり
ちなみに、第2類医薬品と第3類の違いは以下のとおりです
第二類と第三類の違いは リスク により分けられているようです
・第一類(特にリスクの高い医薬品)は薬剤師以外には販売は出来ません
・第二類(リスクが比較的高い医薬品)は薬剤師か登録販売者により販売できる
・第三類(リスクが比較的低い医薬品)も第二類と同じ分類になります
市販の痒み止めのほかに、保湿クリームも上手に活用すると
皮膚がしっとりとして傷つきにくくなります
ただし、医薬部外品として売られているスキンケア用のクリーム類は
手や全身に使えますが顔などには使わない方が安心です
あと、市販薬は、使用期限を長く保てるように防腐剤も入っていますので
注意しましょう
悪化したら、すぐ塗るのをやめることが大切です