ビタミンC誘導体だけでは消せない黒ずみに|真皮の炎症跡にはイオン導入

ビタミンC誘導体って何?
そして、どんな効果があるのでしょうか?

ビタミンC・・・科学的な名称はアスコルビン酸といいます。

人間は体の中でビタミンを作ることができないそうです

体のどこかで作られていて、足りない分をサプリで補充する・・・。
そんなふうに思っていませんでしたか?

他の動物、例えばイヌとかネコとかねずみなど、ほとんどの動物は体の中でビタミンCを作ることができます。

なんか、人間って大したことないね・・・って思いません?

ビタミンの定義は「体の中では作られない。または作られたとしても、ごく微量であるため十分ではない。そのため、食べ物から摂取しなければならない栄養素」です。

今や、身近なところでは飴やサプリとしても普通に摂取できるビタミンCですが、正直「本当に効いてるのかな?」って感じしませんか?

ビタミンCは、そのままでは肌に吸収されにくい性質を持っているのです。

サプリメントからビタミンCをとることも人気がありますが、肌にはあまり届かないのが事実です。

そのためシミなどの色素沈着を薄くするほどの力はありません。化粧品で肌に与えるほうが効率的だといえます。

そこで作られたものが『ビタミンC誘導体』です

ビタミンCが肌に吸収されやすいように形を変えたものです。
美白作用や抗酸化作用、皮脂抑制作用などの効果があります。
アトピー肌に対し皮脂抑制作用は逆効果かもしれません。

アトピーの皮膚は皮脂膜が荒れているのと、もともと薄い傾向があるため、皮脂膜が落ちないように気を使う必要があるぐらいなのに、皮脂の生成を抑えられては水分が蒸発しやすくなって乾燥し、炎症しやすくなる可能性があります

しかし、アトピーの炎症がほとんど治まりアトピーの色素沈着のみが気になっている人は
ビタミンC誘導体の美白効果は有効かと思います。

ビタミンC誘導体のはたらきとは、どういうものでしょうか?

例えば、通常のビタミンCは水溶性のために、そのまま肌に塗っても吸収されません。
ビタミンCにリン酸基などの物質をくっつけ安定性を高めたのが誘導体です。

誘導体は皮脂膜を通過し角質層内部まで入り込むことができ、肌内部で活性型のビタミンCに変わるのです。

ビタミンC誘導体の選び方ですが、クリームより化粧水で使うほうがよいです。
水に配合したほうが安定しやすい性質があるためです。

いくつかある種類の中でも次に挙げる成分を含んだものを購入しましょう。

■成分名はこの2つをチェック!

☆リン酸アスコルビル
☆パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)
この2つが浸透力が高くてオススメです。

使い方は、朝晩のスキンケアの際に顔や首など全体に使いましょう。

アトピーの黒ずみの正体は炎症の跡ですが、時に真皮の奥の深さまでメラニンが落ちて色素沈着している場合にはビタミンC誘導体だけでは効果が見られないこともあります。

残念ながらビタミンC誘導体の美白効果は、真皮の上層までが守備範囲なのです。

そんなときは美顔器によって肌の奥まで有効成分を浸透させる「イオン導入」を行うのが効果的です。

イオン導入とは、電流を利用して有効成分を皮膚に効果的に浸透させる方法。
ビタミンCの導入にさかんに使用されています。

理屈ですが、ビタミンCが水に溶けると電気的にマイナスとなります。
これを肌に塗った後に、イオン導入器でマイナスの電極を当てるとマイナス同士の反発力で
肌の深部にまでビタミンCを送り込めます。これがビタミンCイオン導入です。

美顔器でイオン導入を行うと、ビタミンCの浸透が約20倍良くなります。

肌の深部の真皮まで浸透させることができるので、アトピーの炎症跡による真皮にできた黒ずみにも効果的なのです。

もともとエステサロンで行われていたものですが、家庭用の美顔器も気軽に購入できるようになったので自宅でも簡単にトライできます。

ただし、家庭用はクリニックで受けるものより効果は若干弱くなるようです。

ただし、アトピーの炎症が治まっていないうちは刺激となるため、イオン導入は控えたほうがよいです。

炎症があるうちは、ビタミンC誘導体も滲みて痛く感じることもあります。
ビタミンCをつけると刺激を感じたり、肌が乾燥するという人はナイアシン(ビタミンB3)というものがあります。

ビタミンC誘導体に比べて刺激が弱いので、肌の状態で選ぶとよいかと思います。

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