アトピー肌を丈夫にするには亜鉛とビタミンAも有効です
亜鉛はミネラルの仲間ですが、私たちのからだの機能の
維持や調節するはたらきがある重要な栄養のひとつです
亜鉛は肉、魚、穀物に多く含まれています
赤身の牛肉、ラム肉、豚・鶏のレバー、うなぎ、チーズ
大豆、納豆、卵黄、豆腐、ゴマ、アーモンドなどに
多く含まれています
亜鉛の効果でアトピーに関係してくるはたらきとしては
以下のようなものがあるので十分に摂取したいですね
■アレルギーに対抗する力がある
亜鉛は細胞の分裂を正常にしてくれる働きがある為
肌をきれいにする力があります
■肌荒れや乾燥に効果がある
保湿作用があり肌をみずみずしく保ってくれます
■ケガや傷の治りを早くする
皮膚の活性化により皮膚の傷を早く癒します
アトピー肌のかゆみで掻き壊した肌も亜鉛をとれば
早い回復が見込めるのです
つまり、肌が乾燥しないようにみずみずしく保って
かゆい部分を掻きこわして引っ掻き傷をつくっても
亜鉛をしっかり摂っていれば回復が早いわけです
亜鉛はアトピー肌にとって必須な栄養素と言えますね
亜鉛の働きは皮膚の表面で効いてきます
表皮の0.1~0.4mmの厚さにある角質層の部分
この部分は皮膚の生まれ変わりであるターンオーバーが
行われている部分です
掻いてできた傷や炎症もターンオーバーが促進されれば
早くきれいに戻るわけです
いたずらに促進を早めることがいい訳ではありません
大切なのは正常にターンオーバーが行われていること
表皮の基底膜から生まれる新しい角質細胞が元気なこと
これが大切です
アトピー性皮膚炎の角質層は正常な状態になっておらず
その原因としては細胞分裂がしっかりできていないこと
角質細胞に元気がないことが考えられています
弱い角質層を作らないためにも、細胞分裂を元気にする
亜鉛をしっかり補給したいものです
亜鉛はアトピーだけでなく、乾燥肌やニキビ肌、鮫肌など
アトピーと一緒にできやすい皮膚の病気にも期待できます
うるおいを保ちながら皮膚細胞の働きを活発にするから
逆に亜鉛が不足するとどうなるのでしょうか?
亜鉛が必要になるのは皮膚細胞が分裂するときです
なので不足すると分裂がうまくできずに異常な角質層に
なりやすいのです
亜鉛が不足しやすいワケは成人性のアトピー性皮膚炎に
大きく関係しています
亜鉛が体からなくなる原因にストレスがあるから
つまり、精神的ストレスや肉体的なストレスによって
亜鉛は私たちの体から排泄される傾向にあるんです
大人アトピーで悩まれている方はストレスに負けず
亜鉛を意識して摂らないといけないわけですね
亜鉛は1日で15mg摂取が目標です
亜鉛不足を感じるアトピー肌の方は食品やサプリで
しっかり栄養補給するようにしましょう