落ちないワセリンの洗い方|40℃のお湯洗濯でも残る湿り気をなくすには

アトピーで、ワセリンなどの保湿軟膏をたっぷり使う方は、 どのように下着を洗濯しているのでしょうか?

洗濯して乾かしても、ワセリンの油分が残ったところだけ湿った感じになっているの…イヤですよね?

あの、ひやっとしっとりした感じをなくす方法はあるのでしょうか?

ワセリンの付いた衣類の洗濯方法を調べてみました

方法その1としては、ワセリンカット等のワセリン専用洗剤を使って洗い落とすやり方。

もう一つは、身の回りにあるもので洗い落とす方法です。

私はワセリンカットの使用経験がないため、後者のやり方を説明します。

身の回りにある、洗面器やバケツを使います。
できれば、バケツはフタ付きのタイプのほうが良いので、お持ちでない場合購入する方が良いです。

どうしてかというと、浸す工程で冷めにくくなり効果が上がることや、熱いお湯に、本人やお子様が誤って手を入れ火傷することがないようにするためです。

それでは、手洗いのスタートです。

やっぱりか・・・なんて声が聞こえてきそうですね(笑)
アトピー肌の方は、お風呂のお湯の温度を、だいたい40℃前後にして、入浴されていると思います。

その残り湯を利用して洗濯される方が多いのですが・・・。

その方法ね・・・40℃では落ちなかったよ・・・という声がポツポツ聞こえます。
白色ワセリンの溶け出す温度は、38~60℃くらいです。

なるほど!水では洗い落とせないわけです。
そして、40℃ですと、繊維の奥に入ったワセリンには、まだまだ甘いので、洗い落とせないことが多いのです。

では思い切って50℃…いえいえ、60~70℃のお湯をバケツに貯め、合成界面活性剤ゼロの洗濯洗剤や純石けんを多めに溶かします。

ところで、お風呂や洗面化粧台の水洗金具では、60~65℃までしか出ないように調整されています。

給湯器本体からも65℃恒温出湯タイプが多く、水洗で水とミキシンングし、40℃前後に調整して使っているわけですね。

小型電気温水器も、以前は85℃出湯タイプがありましたが、最近は、やけど防止のために本体内部では85℃で沸かしますが出湯口では38℃ぐらいで出るように部品で調整されていたりします。

ですので、湯沸しポットなどを利用して、高温のお湯を作らないといけないと思います。
くれぐれも、火傷には注意してくださいね。

その洗剤を溶かした、 60~70℃のお湯に、ワセリンが付着した洗濯物を入れ、2時間を目安に浸します。
いわゆる、つけ置き洗いという洗濯方法ですね。

ワセリン汚れがひどいときは、伝家の宝刀「合成洗剤」の出番となりますが、合成界面活性剤の入った洗剤は、本来アトピー肌や敏感乾燥肌の方には使いたくない洗剤です。

温度の低下を防ぐやり方として、大きい鍋でお湯を沸かし、電気コンロで温度保持して漬け込む(煮る?)という手があります。

効果てきめんですが、高温のお湯での漬け込みは繊維にとってもダメージがありますので、ほどほどに漬け込み時間が済んだら、水を入れて、 45℃位までお湯の温度を下げましょう。

ビニール手袋をはめ、洗濯物を絞るように洗います。

ビニール手袋をはめるのは、やけど防止や、手の皮脂を落とさないように、洗剤から守るためです。

ここでもう一度、同じくらいの温度のお湯を入れ替え、洗濯物をすすいで絞るとなお良いです。

この後、洗濯機を使うので、洗濯機に油分がつかないよう、ここでしっかりと落としておきたましょう。

ここから、洗濯機の出番です

40度位のきれいなぬるま湯を使ってすすぎ運転をします。
脱水したら、天日干ししましょう。

まとめますと・・・

■衣類に付いたワセリンの洗い方

1.洗いは、バケツに60~70℃の高温のお湯+洗濯洗剤
2. 45℃くらいのお湯で、すすいで絞る(中間のすすぎ)
3. 最終すすぎも、40℃くらいのお湯で洗濯機で洗う

ポイントは、洗いから濯ぎまで、全部、お湯を使うことです。

また、ワセリンや軟膏は、いたずらに厚く塗っても薄く塗っても、効果はさほど変わりません。

むしろ、厚く塗ることによりワセリンアレルギーになる可能性があるくらいです。
ベタベタ塗布は控えて、薄く伸ばして塗るようにしましょう。

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