皮膚表面の脂を落としてしまう界面活性剤
身近な例ではこんな体験をしているはずです
食べるラー油(おいしいですね)
食べた後のごはん茶碗には、ラー油がギトギト付いています
これに合成洗剤で作られた台所洗剤をボトボトッと落とすと
不思議なほど素早く汚れを引き剥がします
泡立ちもよく、食器もキレイになるし
皿洗いの効率も上がります
合成洗剤でできた洗濯洗剤の場合は洗い上がりが
やわらかくなります
だから、あらゆる洗剤の主流となっているんですね
しかし素手で、この洗剤を使って洗い物等の水仕事をすると
どうなるでしょうか
ラー油と同じことが当然肌の上でも起きているわけですが
「何ともないよ」という人は、丈夫な普通肌なんでしょうね
そういう方は、すぐには悪い影響はないと思われます
普段は大丈夫だけど季節によってはダメという人もいます
夏場の食器洗いは大丈夫だけど、冬場の食器洗いは
指先がヒビ割れてパックリ状態で痛くてしょうがない
バンドエイドで傷口を固めて何とかしのいでる・・・
敏感乾燥肌の予備軍だとこんな感じでしょうか
皮脂膜は皮脂腺から出る「皮脂」、汗腺から出る「汗」
それと毛のうと汗から分泌される「分泌型IgA」から
作られています
夏は汗をかくので、たとえ皮脂膜が洗い流されても
すぐ新たな皮脂膜が作られるため乾燥しなかったのです
ちなみに私の体験では、食器洗いをするときに
ビニール手袋を必ずするようにしたら冬のヒビ割れがゼロになりました
毎年悩みのタネだったのですが、かなり効果的なのでおすすめです
子供のおむつで手が荒れる、台所洗剤で手がかぶれるようになった
アルバイトで手洗いの皿洗いをしていて徐々に手が荒れ始め
カピカピになり皮が剥けてしょうがない・・・
いわゆる主婦湿疹(手湿疹)の犯人はほとんどが合成洗剤を
素手で使っていることが影響しています
中には水疱になる人もいます
できはじめは水分のある湿疹ですが、掻き壊して悪化すると
乾燥した湿疹(カピカピ状態)になってしまいます
海面活性剤のパワーは知らず知らずのうちに日頃から
体験しているということですね
まずは素手で扱わないようにするだけでも
洗剤負けや乾燥による手荒れを防げますし
「界面活性剤を使わないとどうなるか効果」を実感できますよ
⇒ 手がカピカピになるのを防ぐハンドクリーム活用法