アトピー性皮膚炎になる人が多くなったのを世代別でみると
1960年後半からの高度経済成長期以降に生まれた人が
多いようです
この頃から経済が成長し、生活が便利になり生活環境が
変わり始めました。
その中で最初に皮膚に影響したのは
台所洗剤やシャンプーが合成洗剤になったことでした
肌に直接触れてしまう機会が毎日あるからです
汚れがよく落ちる、いい香りがするといったことで
合成洗剤は主流になっていきました
やがて化粧品にもその流れがやってきます
大人のアトピーを年齢でみていくと
30~40代の女性に多い傾向があります
これは10代後半からやり始める「化粧」が
強く影響しています
しかし、この化粧品に含まれる合成界面活性剤による
影響はすべての人に起こるわけではありません
体質も人それぞれ、使う化粧品や使う量も違います
要因がたまり、ある一定限度を超えるとアトピーが発症すると
別の記事で書きましたが、人により限度の量が違います
化粧品や洗剤に使われる界面活性剤の性質を簡易説明すると
水と油をなじませる働きがあり、洗剤として汚れを取るのに使ったり 化粧品として肌になじませる使われ方があります
石けんも界面活性剤ですが合成洗剤で使われる
合成界面活性剤とは違い、皮脂膜を洗い流すことはあっても
皮膚の内部に浸透して細胞を壊すことはありません
毎日、洗顔剤やクレンジングなどの化粧品を
使い続け、シャンプー、洗い物、洗濯などを
全て合成界面活性剤を使っていたら体に毒が蓄積され
あるときに一定限度を超えて大人のアトピーになります
若いうちに使い始めた合成界面活性剤の成分が毒としてたまり
アトピーとして体の外に噴出しあらわれるタイミングが
30代以降の女性に多いということです
ここでは界面活性剤について軽くしか触れていませんが
化粧品の選び方が非常に重要だということを
まずは忘れないようにしましょう