アトピーになりやすいか調べる方法|IgE抗体の量は基準値内ですか?

私はアレルギー体質なの?

アトピーになりやすい素質(アトピー素因)があるように
アレルギー症状の起こりやすい人はアレルギー体質を持っています

人の体は、体の中に異物が入ってくるときにIgE抗体を作ります
その特別な抗体を作りやすい体質を「アレルギー体質」と呼びます

この体質は生まれつきのものです
病院で血液検査をしてもらうと判明します

アレルギー検査でおもに用いるのが
「IgE RIST」と「IgE RAST」という検査方法です

IgE LISTで血液中のIgE抗体の量を測定し
アレルギー体質かどうかを知ることが出来ます

IgE抗体の基準値は170IU/ml以下です

それを超過するようであればアレルギーを起こしやすい体質だと判断されます

IgE LASTは40種類近くのアレルゲンに対する
IgE抗体の量を個別に測定する検査です

抗体の量が多いほどそのアレルゲンに対して強い反応を示していることがわかります

IgE RASTの診断結果判定でクラス3以上が要注意レベルです

まれにクラス0でも症状が出る人もいます
それをクリニカルアトピーといって血液中のIgE抗体の反応は
出ないのに実際には症状が出るタイプのことをいいます

その場合、クラス0でも治療が必要となります
検査料金も1項目で300~500円(3割負担の場合)です

1項目ごとで検査料金が決まりますので、うたがわしいアレルゲンに絞って検査を依頼するほうがベターですね

アレルギー検査はアレルギー科もしくは皮膚科でも受けられます

症状にあわせて可能性の高いものを中心に、考えられそうなものもついでに項目を決めると良いかと思います

検査結果が出るまでに7~10日ほどかかります

その場で何アレルギーか知りたい!
そういう方は「皮膚反応検査」がおすすめです

実際にその場で実験するような形となるので、より正確な検査といえます

2通りのやり方を説明します
アレルゲンエキスを皮膚に注射して反応を見る「皮内テスト」
アレルゲンエキスを1滴たらし、針で皮膚を引っ掻いて反応を見る
「スクラッチテスト」の2つがあります

アレルギーは年齢とともに出なくなるケースもあります。
一度受けた結果の通りに、ずっと同じ項目に対してアレルギー判定が出るというわけでもありません

5年ぐらい経つと、前回の検査ではクラス判定が3以上あったアレルゲンにも反応しなくなる場合だってあります

どの検査でもよいので自分のアレルゲンが何かを知っておくことと
5~6年毎に一度、検査をすることも大切ですね

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