湿疹のようなものができて、なかなか治らない
顔のあちこちに出来て痒みもある
病院に行ったら「アトピー性皮膚炎」と診断された
えっ?!ただの湿疹じゃないの?
そもそもアトピー性皮膚炎とはどんな病気でしょうか?
アトピーもの定義とは、遺伝的素因と食生活、ストレスなどの
環境的要因が複雑にからみあい頑固なかゆみが出ます
また湿疹も出ますが、症状が出る場所や出方などに特徴があります
そして症状が一時的に良くなったり悪くなったりを
繰り返しながら慢性化し、なかなか治らない皮膚病のことです
これだけ医学が発達してますが、いまだに原因がはっきりと
特定できていません。ウィルスなども見つかっていません
病院では先述の定義とアトピー診断基準により
アトピー性皮膚炎と判断しているのです
▼診断基準はこちら▼
【日本皮膚科学会によるアトピー性皮膚炎診療ガイドライン】参照
頑固な痒みを伴う湿疹があって掻くと悪化する
慢性的で良くなったり悪くなったりする
子供に多い
湿疹の出る場所に特徴あり
遺伝的要素がある(本人か家族にアトピー、ぜんそく、花粉症
などのアレルギー疾患がある)
乳児で2ヶ月超、乳児以外は6ヶ月超の慢性期がある
住環境、食事の偏り、ストレスなどがある
血中のIgE値が基準値より高くなりやすい
となっています
また、湿疹の状態、炎症の程度、患部の範囲により
最重症、重症、中等症、軽症の4段階に分けられます
強い炎症を伴う皮疹が体の体面積の30%以上が「最重症」
10%~30%が「重症」、10%未満が「中等症」、それ以下
もしくは面積にかかわらず皮疹が軽度の場合が「軽症」です