かゆみの応急処置が必要な時ってありますよね?
夜中に急に蕁麻疹が出たとか、皮膚科に行きたくても遠くて行けなかったり、時間がなくてなかなか行けない。
医者に診てもらうまでのつなぎとしての応急処置を、ぜひ知っておいてほしいと思います。
■とりあえず、これを読んでる「今」痒い!という方へ
●患部を冷やしてください!
保冷剤や、冷たい水で冷やしたタオルなどを使ってください。
●痒みを鎮める抗ヒスタミン薬か代用薬を飲むのも効果的です。
代用になる薬は、カゼ薬(総合感冒薬)や花粉症の薬や、鼻炎カプセルなど・・・迷う場合は、効能欄にくしゃみ・鼻水の記載があるものを飲んでください。
【症状別の応急処置について】
■皮膚がガサガサし、かゆみが強い場合
皮膚が乾燥しているので、とりあえず保湿しましょう。
■痒みが強い場合
痒みは、かかずに「冷やす」事でかなり楽になります。
冷たいタオルや、おしぼり、氷枕や保冷剤などをタオルで包み、皮膚の痒い部分にあてがいます。
痒みは暖かい程酷くなります。
お風呂など、血行が良くなるようなことは避けましょう。
■痒くてジュクジュクしている場合
この場合は、何もつけずに皮膚科へ行きましょう。
液が出ている場合は、細菌感染も考えられます。
アトピー肌のときは、悪化が考えられます。
ひどい場合は、夜間救急病院の利用を!
■痒みと腫れがある場合
腫れがある場合、冷やして痒みをおさえるだけでなく、痒みを鎮める抗ヒスタミン薬もあれば飲むようにします。
冒頭で書きましたが、効能欄にくしゃみ・鼻水の記載が、抗ヒスタミン剤の成分を含んでいる物なので活用しましょう。
抗ヒスタミン薬は効果が高いですが、持続時間が短いです。
鼻炎カプセルは、即効性と持続性(2重構造のため)が高く、おすすめできるかゆみ止めなのです。
■広範囲に痒みがある場合
じんましんの場合は、広範囲に痒くなる場合が多いです。
ぬるめの(冷たい)シャワーを浴び、患部を冷やすと効果的です。
また、痒みを鎮めるだけでなく、ダニやほこりなども洗い流せ、清潔な状態にできるのもシャワーのいいところです。
一番効果的な応急処置は「冷やす」ことですが、冷やすための保冷剤について、次回詳しく書こうと思います。