アトピー肌は冬でもUVケアが必要?真皮の日焼けから守るSPFの選び方

冬でも日焼け止めは必用なのでしょうか?
冬といえば、雪からの照り返しによる日焼けを思い浮かべる方も
多いでしょう

反射による紫外線は侮れず、雪道とアスファルトの道でどれだけ
差があるかというと、アスファルトの反射率10%に対して
新雪の反射率は80%にも昇るのです!

下から紫外線を受けるわけですから、帽子では防ぎにくい点も
要注意ですね

しかし、冬に気をつけなければいけない紫外線は、雪からの
反射だけではありません


冬に気をつけたい紫外線は、ふだんの生活で、何気なく浴び続けて
しまう、UV-A(A波)なのです

紫外線の種類は、ご存知かもしれませんが、A波、B波、C波の
3つに別れます

この中で、最も肌に良くないのは、UV-CといわれるC波です

ですが、このC波は地球のオゾン層に吸収され、地表には届かない為
ひとまずは安心というわけです

皮膚への影響度は、波長が短いほど大きく、長いほど小さくなる
性質があります
先ほどのC波が、皮膚に一番影響するのは、A、B,Cの中で
一番、波長が短いためです

紫外線もいろんな呼び方をされるので、ごちゃごちゃにならないように
まとめると、下記のような感じになります

・紫外線A波(UV-A)、長波長紫外線
・紫外線B波(UV-B)、中波長紫外線
・紫外線C波(UV-C)、短波長紫外線

皮膚への影響度は、波長が短いほど大きいので、C波の次に
影響するのがB波となります

B波は、レジャー紫外線とも表現される場合があります

肌に悪い紫外線を、A波<B波<C波(C波が悪い)と
挙げさせていただきましたが、冬に気をつけなければいけない
のはA波でしたね

誤解されてはいけないのですが、紫外線はA波、B波ともに
4~9月、いわゆる春先から夏のほうが断然きついです

紫外線A波(UV-A)が1年間で多い時期は、4~9月ですが
冬の季節でも、4~9月の1/2~1/3程度ありますので
油断してはいけない・・・という意味合いになります

紫外線A波(UV-A)は、生活紫外線とも言われています
ちょっと買い物で外出した時・・・洗濯でベランダに出た時・・・

日常的なことで、知らず知らずのうちに浴びてしまっています

ですから、UV-Aは1年中、気をつけなければならないのです
でも、「B波と比べれば安全なんじゃないの?」と思われますよね?
気をつけて頂きたいのが、「皮膚への透過度」なのです

先ほどの、「皮膚への影響度」とは反対に、透過度では
波長が短いほうが小さく、波長が長いほうが大きくなる性質を
持っているからです

B波は波長が短く、透過度が小さいため、皮膚の表面に作用します
表皮であれば、日焼け跡もターンオーバーで消えていきます

A波は波長が長く、透過度が大きいため、皮膚の表面よりもっと奥の
真皮中層まで到達するのです
日焼け跡が、ターンオーバーだけでは消えない場合が出てきますので
気をつけなければいけません

冬場に使う日焼け止めは、吸収剤ではなく錯乱剤を選ぶことと
SPF20~30、PA++くらいを選べば十分です
数値が高いとお肌にも負担がかかるからです

【冬の日焼け止めの選び方】

ふだんの生活の場合の選び方と効果をまとめてみますと・・・
■吸収剤ではなく錯乱剤を選ぶこと
■SPF(UV-Bの防止効果)の選び方
SPF20~30
効果⇒SPF20×25分=500分⇒約8時間、肌が赤くなるのを防ぎます
■PA(UV-Aの防止効果)の選び方
PA++

効果⇒かなり効果がある
錯乱剤は肌に塗ったときに、紫外線をはね返すケミカル成分により
白くなりやすいですが、粉体が細かいものを選べば白浮きも防げます

アトピー肌は敏感ですので、毎日塗ると肌に負担がかかります
そういうときは、代わりにパウダーファンデーションを使う
ことでもUVカットできますので、肌の状態をみて使い分けましょう

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