職場が変わってからアトピーが悪化した
最近、部署が変わり、事務職だったのが営業にまわされた
仕事も忙しく残業も増え、休憩時間、食事の時間も不規則
外回りでは汗をかくし、苦情を聞いたりするのもしんどいです
仕事の環境が変わったせいでアトピーが悪化するなんてことは
あるのでしょうか・・・
アトピー性皮膚炎では、ストレスによって症状が悪化するという方は
少なくありません
もともとアレルギー体質、敏感肌などのアトピー素因がある方では
ストレスがきっかけで、アトピーになってしまう方もいます
転職や、異動で職場が変わることは、大きな環境の変化です
職場でトラブルがあったり、、仕事がうまくいかなくなると
症状が悪化しやすいのです
異動先の環境そのものが自分にとってのアレルゲンが多い
職場かもしれません
ほこりが舞う、温湿度環境が劣悪、空気が悪い、カビ臭いなど
どれもアトピー肌に悪い影響があるものです
これらは、物理的ストレスともいいます
特に、畑違いの仕事で自分が「これだけはイヤ」と思える
職種に変わると、自分で思う以上のストレスがかかります
毎日が憂鬱になってしまいますからね
また、新たな人間関係ができるのもストレスとなります
私たちの体は、ストレスの刺激を受けると、体にさまざまな
防御反応が起こります
特に、真面目で何をするにも手を抜けないタイプの人ほど
すべてのことを自分で抱え込んで、ストレスを溜め込みがちです
仕事熱心、責任感が強い、気遣い心配りが効く、性格が細かい
我慢強いが、意外と短気だったりする・・・思い当たりませんか?
さらに仕事も厳しいと、意識がそちらの方ばかりに集中して
スキンケアどころではないから、症状が悪化する方が多いのです
アトピーの痒みで、毎日寝不足になるケースもありますから
早期のケアが大切です
ひとまず湿疹や炎症を抑えるには皮膚科で適切な塗り薬を
処方してもらうと良いでしょう
2つのストレスを抱えるのはきついので、まずはアトピーの
症状を軽減するほうが良いかと思います
ステロイド塗り薬については副作用面で注意することもあります
ステロイドは即効性がありますが誤った使用や、指示を守らず
勝手な判断で塗り増したり、塗るのをやめるのは厳禁です
その次に、最も治さないといけないのは心理的なストレスです
今回の、アトピーが悪化したきっかけですからね
悩みを一人で抱え込まず、恥ずかしがらずに誰かに打ち明ける
だけでも、ずいぶん心が楽になるはずです
困ったとき、心が病んでしまったときに相談できる
空母のような存在の方を身近に持てるとよいですよ
日頃の様子を主治医に聞いてもらったら、気持ちが安定した
という方もいますので、相談する人に迷ったら信頼できる
医師に話すのもいいかと思います
アトピー性皮膚炎の症状に対して、おおらかな気持ちで
付き合うぐらいのつもりで接するほうが良くなりやすいと
いわれています
時には仕事ののことは忘れ、好きなことに没頭できる
リラックスタイムを作ってみましょう
その際、まったく何もしないのもいいですが、適度な緊張感を
ともなう趣味を持つことも効果的です
心地よい緊張感はかゆみを忘れさせてくれるからです
ストレス解消音楽を聴きながら軽いスポーツをしたり
おもしろい映画を見たりするのもよいかと思います
ほかにも、アロマなど部屋を癒し空間にするのもいいですね
ストレス解消にはビタミンB1摂取がいいですよ
ビタミンCや、カルシウムも摂るようにしましょう
もし、物理的ストレスの場合は職場の転換を上司に相談して
みましょう。それでダメだったら、そのストレスから離れることで
幸せに向かうのであれば思い切って辞めてもいいと私は思います
真面目な性格が、ここでまた顔を出し、悩んでしまうでしょう
養う家族がいる場合は、ついつい自分を犠牲にしがちです
体が一番大切です。無理を続けてはいけません
意識して自分を大切にしてみてください