アトピーの顔にニキビができた原因|併発したわけはステロイドの副作用?

ニキビでしょうか?アトピーでしょうか?

アトピー性皮膚炎の症状が出ているのに、ニキビができてしまう方は
案外多いのです

顔にできた湿疹に、皮膚科でもらったステロイドを塗って
3か月ほど頻繁に使っていたら、ニキビが併発したなんてパターンもあります

これは、ステロイド軟膏の副作用のひとつである「ニキビの悪化」が考えられます
基本的には塗った個所に限って発症します

そもそも、ニキビができやすい原因とされるのは、皮脂の分泌が
活発すぎることや皮膚・毛穴を清潔にできていないことから細菌が入ること

化粧品や、ストレスのほか頭皮に使うシャンプーなどが原因にもなるくらい
多岐にわたります

おでこに赤みがあり、ニキビがたくさんできていませんか?

顔や胸の辺りや背中などは、皮脂の分泌が盛んで、普通肌の方でも
触るとオイリーであることを感じますよね

特に、おでこや頭皮、肩甲骨の間などは皮脂の分泌がさかんです

アトピー性皮膚炎になる方は、皮膚が乾燥しがちで
皮脂線から分泌される皮脂の量が少ない場合がほとんどです

そのため、アトピー肌の方は、どちらかというとニキビが
できにくい体質といえるのですが、ステロイドの副作用により
ニキビができたり悪化したりすることもあるのです

アトピー肌は乾燥しやすい肌質です。外部の菌から守ったり
角質層の中の水分を蒸発させないようにしてくれるバリア機能が
弱っています

バリア機能が弱い原因は、皮脂膜が壊れているからです

肌を清潔にし、皮脂を体の内側から出せるようにしたり
皮脂の代わりとなるもので体の外側から保護するのが
アトピー肌の保湿ケアです

それに対し清潔にし、乾燥させるのが良いニキビ肌・・・

ニキビを治そうとすると、アトピーが悪化しがちですから
治すのは少々やっかいです

保湿薬でアトピーを治療していて、ニキビができたとしたら
薬が効いて肌がしっとりとしてきた証拠とも言えます

しかし、ステロイド塗り薬を使っていて、ニキビができた場合は
ステロイド薬の副作用の可能性が高いので、正確に見分けるには
皮膚科で診てもらったほうがいいでしょう

ニキビとアトピー性皮膚炎の、両方の症状が顔にできてしまった場合は
低刺激性の石けんを使い、洗顔する回数をアトピーだけの時よりも
1回増やしてやるといいと思います

また、アトピー肌の保湿剤にも、さっぱりタイプや、乾燥しやすい季節や
症状がひどい時用のしっとりタイプがあると思います

症状や季節に応じて使い分けることが大切です

ニキビがある場合はさっぱりタイプを使うと良いでしょう

皮膚科で処方される保護薬(保湿剤)であれば、ワセリンなどの
ベタベタしたものではなく、ヒルドイドソフトか、もう少しさっぱりした
ヒルドイドローションが良いかと思います

ニキビはアクネ菌という細菌が原因の皮膚病ですから、化膿するような
悪化したニキビの場合には、抗生物質や漢方薬を内服することもあります
とにかく、ニキビは汚れた手で触るのが厳禁です

細菌感染してしまわないように注意しないといけません

もうひとつ気をつけたいのが、アトピーにステロイドを気づかずに
塗ってしまうこと

なかには、ニキビと気づいておらず、アトピーと思ってステロイドや
ワセリンなどの保湿剤を塗ってしまう場合も多いと思います

ステロイドの副作用でニキビが悪化するのは、先ほど触れましたが
保湿剤のワセリンの油分でも、毛穴を塞いでしまいニキビをさらに
悪化させてしまうのです

アトピーの症状、ニキビの症状、それぞれに見合った別々の薬を
皮膚科で処方してもらうのが一番確実です

スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサードリンク