アトピーで目の下にしわができ、クマのように茶色くなっている方は多いです
寝不足で不健康のようにも見えますし、なにより老けて見られてしまうクマは20~30代の若い女性にとって特に深刻な問題です
瞼(まぶた)や目の周りの皮膚は、体の中でも最も薄いため、メイク落としでガサガサに荒れやすい部分といえます
痒みにガマンできず、ゴシゴシ擦りすぎるのは要注意です
アトピーの肌は乾燥しているため、薄い皮膚である目の周りを擦ることによりシワもできやすくなってしまうからです
目の周りにステロイドを塗ってはいけないのですが、痒さに耐えきれずにステロイドを目の周りに塗ってしまうと、シワができやすいので絶対塗らないようにしましょう
気をつけたいのは、痒さにガマンできずに、以前、医者からもらったステロイドの余りものを
ステロイドの強さも気にせずに目の周りに使ってしまうことです
眼科で処方するステロイドなら目の周りにチョンチョンと塗ることができますが目の周り、まぶたに皮膚科のステロイドは塗るものではないということを忘れないでください
茶色いクマがあると、老けて見られたり、「何か疲れてるね?睡眠不足?」などと言われてしまうの、けっこうイヤですよね?
クマのようになった目の下を、アイシャドウやコンシーラーなどのメイクで隠そうにもガサガサなために、なんか粉が吹いたような、浮いてしまう感じとなるのでイマイチ隠せないんですよね
この忌まわしい、アトピーの茶色いクマを薄くするにはどうすればよいのでしょうか?
一般的な「くま」には大きく分けて3つの種類があるのを知っていましたか?
「青ぐま」「黒ぐま」「茶ぐま」です
青ぐまは、寝不足や冷えなどの血流が滞り、下まぶたの静脈が青黒く透けて見えるために
できる症状です
黒ぐまは、下まぶたの皮膚が老化によってたるみ、影を作ることで黒っぽくなる症状です
目が大きくても、このクマができやすいです
茶ぐまは、目をこするなどの刺激により色素沈着がおき、さらに角質がたるんだり腫れたりして厚くなり、茶色っぽく見えてしまうものです
茶ぐまは色素沈着なので、代謝を上げて薄くしていく方法が効果的です
ビタミンC誘導体や、美白成分配合でかつ合成界面活性剤を配合していないクリームでケアするのも良いかと思います
アトピーの方は冷え症が多いという傾向があります
また、痒くて眠りが浅かったりするので、睡眠不足気味ということもあります
先ほどの、青ぐまの原因に共通する部分もあるので、青ぐまのケア方法も通用すると思います
青ぐまのケア方法は、運動やツボ押し、マッサージで血行をよくしてあげることです
目の周りに刺激を与えない程度に、蒸しタオルを当てるのも良いと思いますが、この方法はまぶたのガサガサのダメージがひどい場合には強い刺激となるので熱過ぎる蒸しタオルでやってはいけません
アトピーのしわは、たるみの他に、乾燥によってもできます
しわをなくす方法としては、たるみに対してはコラーゲンやヒアルロン酸が効果的です
乾燥を潤すにはセラミドが効果的です
これは黒ぐまのケア方法とも共通の改善方法となります
さて、アトピーの茶ぐまの正体ですが、クマのように見えているのは目の下にできたシミやくすみであることがほとんどです
まぶたが痒くて、目の周りをこするクセができ、その刺激により目元がくすんできてしまっているのです
これから茶色いクマの改善をしていくなかでも「目をかかない」というのを意識する必要があります。目をかくと、すぐに目の周りが赤くなってしまい翌日には茶~黒くなりやすいからです
まぶたや目の周りが火照った感じがする場合は、冷たい水で軽くパッティングするのもいいかと思います
【まとめ】アトピーの茶色いくま(しみ・くすみ)の撲滅作戦
■やっておきたいスキンケア
・ビタインC誘導体のクリームを塗る
・目がくりっと大きい人は、年がら年中たるみがち
コラーゲンやヒアルロン酸を摂取しましょう
・目の周りを保湿する
・やさしくマッサージしたり、熱過ぎない蒸しタオルでリラックスし血行をよくする
■やってはいけないこと
・目の周りにステロイドを塗ること
・目の周り、まぶたを強く擦ること
・アイメイク(特に、拭くだけコットンタイプのクレンジング)
くまをコンシーラーなどで隠す場合は、帰宅後すぐに落とすようにしましょう
友達同士でメイクの話題になるたびに辛い思いをしていたと思います
一刻も早く改善していきましょう