もともとアトピー体質なのですが、アトピーって陰部にもできるものなのでしょうか?
清潔にしているつもりなのに、下腹部の湿疹やかゆみが出来てしまった
Vゾーンがムズムズとかゆくなることがある・・・
かかりつけの医者に言うのも恥ずかしいし・・・
困りますよね?
アトピー性皮膚炎では、菌などから大切な肌を守る皮膚のバリア機能が弱くなっているため、普通肌の人より皮膚の感染症にもかかりやすくなっています
陰部のカンジダ症などにかかることもあります
カビが原因となった場合は、陰部全体に出ることもあります
カンジダ症はとても痒いですが、かくと余計に悪化します
ガマンできずに、下着の上からボリボリ掻いてしまいがちです
■女性のカンジダ症のおもな症状は以下の通りです
・強い痒みがある
・白くてドロッとした、おりもの(カタマリの場合もあり)
酒粕、カッテージチーズのようなイメージ
・デリケートゾーンが真っ赤に炎症する
カンジダ症は、意外にも清潔にしすぎが逆効果といわれてます
丹念に洗いすぎて、必要な菌までも洗い流してしまい、カンジダ菌が異常繁殖してしまうために発症するそうです
また、以前からアトピーになっていたのなら家にあるステロイド軟こうをガマンできずに塗るのはやめましょう
確かに、すぐ効くと思いますが、粘膜に塗りこんでしまうと体内に吸収されやすいからです
もともとアレルギーや、アトピーになりやすい体質がある場合、かぶれなどの症状がきっかけで、アトピー体質が呼び起こされることがあります
通気性の悪い下着や衣類の着用による陰部の蒸れ。
適度に温かく湿気の多い環境は、菌にとって格好の繁殖場所となります
癖のようにかいて、硬くなっている人もいます
湿疹が痒く、掻いてしまい肌が荒れ、下着の形(逆三角形)に黒ずむようなケースもありますので、早めに病院で診てもらいましょう
女性のデリケートゾーンの湿疹、炎症による痒みは、病院にいくことが恥ずかしく感じる方が多いこともあり、悪化し長引くことも多いのです
皮膚科で診てもらえますが、婦人科や泌尿器科でも見てもらえます。
婦人科なら恥ずかしいと思う抵抗感もずいぶん薄れると思います
治療は抗真菌薬の外用薬(塗り薬)や内服薬で行います
パートナーの男性がいる場合は2人で一緒に治療しないと意味がないとされています
その際にはアトピー性皮膚炎の経緯も伝え、診察を受けましょう
アトピー性皮膚炎では、女性も男性も陰部の湿疹がひどくなる人がいます。
膣液や精液が刺激になってかゆくなることもあります
アトピーもカンジダも、蒸れが原因で起こりやすく、そんな場合に大切なのは、下着の環境です
下着内が蒸れてしまうのは通気性が悪いからです
陰部でなくても、ビキニラインなどの擦れるところに炎症を起こしたりもします
レディースショーツやボックスショーツ、ボーイレッグなど、1部丈程度のトランクス形状のもののほうが、風がスースー通っていいですね
最近では、女性でも『ふんどし』が流行っています
まあ、ふんどしなどとは呼ばず、『パンドルショーツ』という名前があるようです
締め付けない下着は、アトピー肌には欠かせないグッズです
アトピー肌に向いている下着は形状だけではありません。
素材や縫製も大切なのですが、どんな種類があるのでしょうか?