顔の蕁麻疹?それともアトピーになったの?
メイクをすると痒くなるようになったのはなぜ?
顔が痒くなり、湿疹のようでケロイドみたいな赤いものが出来たり消えたりする。
皮膚病はさまざまありますが、アトピー体質がある場合、つい、なんでもアトピーに結びつけがちになります。
蕁麻疹には特有の症状があります
アトピー性皮膚炎と蕁麻疹の違いとは何でしょうか?
■アトピー性皮膚炎が疑われる場合
赤みや疹は数日続き、ステロイド塗り薬をしばらくの間、毎日塗れば改善する場合ならアトピーの可能性が高いです。
皮膚がカサカサして痒みが強い、湿疹ができる部位が左右対称にできることが多いという特徴があります。
また、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
年齢や個人差で湿疹ができやすい部位も異なりますが、いつも同じ場所に湿疹が出ることも特徴です。
■蕁麻疹が疑われる場合
対して、1日のなかでも症状が変化し、外用薬を塗る塗らないにかかわらず、翌朝などには赤みが消えまた出る場合なら蕁麻疹が考えられます。
赤くボコボコした皮膚の腫れは20分から30分で消えることが蕁麻疹の特徴です。
まるで、虫に刺されたかのように腫れが出て痒みも強烈なことが多いです。
アレルギー性蕁麻疹は、アレルゲンとなる異物と接触した体の部分に蕁麻疹が出ます。
接触性蕁麻疹はアレルゲンではないため、常に反応するわけではありません。
異物に接触して蕁麻疹が出ます。
体調が低下しているときやストレスで悪化します。
蕁麻疹には下記のように、いろいろな種類があります
■アレルギー性蕁麻疹
食べ物、薬などに含まれる特定物質に反応して起こる
■急性蕁麻疹
毎日のように繰り返し症状が現れる蕁麻疹のうち、発症して1ヶ月以内のもの。細菌・ウイルス感染などが原因となっている事が多い。
■慢性蕁麻疹
毎日のように繰り返し症状が現れる蕁麻疹のうち、発症して1ヶ月以上経過したもので、原因が特定できない事が多い。
■物理的蕁麻疹
機械的擦過や、圧迫、寒冷、温熱、日光、振動などといった物理的刺激により起こる。
■コリン性蕁麻疹
お風呂あがりにできやすく、汗をかくと現れる蕁麻疹一つ一つの大きさが、1~4mm程度と小さい。
蕁麻疹になってしまった場合の治し方は?
蕁麻疹を治すには、まずは原因となった物質を体の中から
出すことです
毎日必ず接触する可能性があるのなら、自分から遠ざけるようにしないといけません。
次に行うのは薬による治療ですが、蕁麻疹の場合は塗り薬はあまり効きません。多少は痒み止め程度に効く程度のようです。
そのため抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤が用いられます。
抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を内服薬として取り込んだり、注射薬として用いられた時に効果を発揮します。
大人になってからのアトピーは30代の女性が多いです
主な原因は、20代で使用し続けた刺激の強い化粧品や、合成界面活性剤を含むものを使い続けたことによりアトピー体質を呼び起こしたことと言われています。
かぶれがきっかけで、アトピーになる人もいますので、蕁麻疹がきっかけでアトピー体質を呼び起こす可能性もあるかもしれません。
メイクをして蕁麻疹が出ているのであれば、化粧品の刺激が強いからだと思います。
療養中は、原因になったと思われる対象の化粧品を使わないようにするのは当然ですが、ほかの化粧品も一旦使わないようにして顔を休ませると治りも早いです。
そして恐らく敏感肌でもありますから、できれば今後も化粧をしないか、顔が化粧品に触れる時間を減らすことも大切です。
どうしても化粧しなければいけない事情があるなら、アトピー性皮膚炎でも使用可能な肌に優しい化粧品を使うようにしてみてはいかがでしょうか?