アトピーの下着選びは綿100%が基本|夏ブラは素材を変えて蒸れ対策

夏場の女性特有の衣類環境の問題といえば夏ブラ・・・
と、やや決め付けてますが蒸れていませんか?

アトピーには綿100%が推薦されていますが、夏には問題点があるのです

それは吸汗性。いえ、決して汗を吸わないと言ってるわけではありません
汗を吸ったあとの乾き方が遅くないか?ということなんです

肌に触れた感じ、いわゆる風合いはすごくいいのですが
それは汗をかくまでの話。ジトジト・・・ツーッと汗が伝うように
なってくると綿の不満点が顔を出します

乾かない、渇きが悪くてペタっと張り付く。エアコンで冷えると冷たくなる
これでは気持ち悪くてストレスがたまりますよね

それに、乳首にアトピーがある人は滲みて滲みてつらいんです!

背中のブラジャーと接触する部分が痒くなることが多いのも材質や汗ばみが湿疹を
治りにくくしているのではないかと思います

ワイヤーの入っていないアトピー用ブラだと、バストを受けるための
サポート部分が幅が広いため、汗を吸ったあとの快適さはイマイチ

夏には『夏のアトピー用ブラ』を選ぶ必要があるようです

アトピー協会も推薦しているメーカーのFleepにはサマーブラがあります
どう違うの?と思い調べてみると、素材が違いました

綿と新素材のミックスという生地で縫製されています

使われている素材は『キュプラ混』キュプラという新素材と定評の綿
混合割合はキュプラ60%:綿40%です

キュプラって、いったい何でしょうか?

コットンなどから作られるセルロース繊維(再生繊維)の一種
銅アンモニア・レーヨンとも呼ばれており、絹のような光沢で滑りがよく
洋服の裏地によく使われたり、ガーゼやマスク等の衛生用品にも使われてます

キュプラには、簡単にあげると以下のような特性があります

・吸湿性と放湿性に優れ、肌触りが爽やか、静電気が起こりにくい
・絹に似た光沢と手触り。滑らかで、すべりが良い

このキュプラを多く使うことで、プラの内側で起こる蒸れや伝い汗などを
吸湿し蒸発してくれるため、汗による滲みる系のトラブルがなくなります

また、一般のブラでは大き目のバストの形をキレイに整えるためのワイヤーが
アトピーの人では擦れたり、アンダーバストに食い込んだりして赤むけになったり
皮膚がめくれることにもなります

ブラの役割で気になる、垂れ防止、形をキレイに整える、持ち上げて
大きく魅せる点もOK。ノンワイヤーなのにしっかり作られていますので
ちくびのアトピーやアンダーバストの腫れや赤みでお悩みの方は
ブラで改善してみてはいかがでしょうか?

アトピー専用の下着を買うまでのことは必要ないと思っている人には
お手軽な対策があります

縫い目で擦れて赤くなったり、チクチクするだけの人なら
下着を裏返しで着ればいいのです。

もちろん、薄着になるシーズンでは透けて見られるとシルエットが変に思われたりすることもあるので要注意ですが・・・

あと、胸がかゆい時は薄い下着の上にブラジャーを着ければ刺激も和らげますし
バストの形もキレイに魅せる機能も損ないません

ただ、窮屈感を感じると思いますし、透けて見える夏には不向きな作戦ですので
残念ながら、季節を選ぶ対策法といえるかもしれませんね

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