もともと軽いアトピー体質がある女性の方で
乳首にアトピーができるケースもあります
乳首や乳輪のアトピーは恥ずかしいから病院に行けず
ついつい治療が遅れがちになるのです
自己判断で適当な薬を塗ると、腫れ上がってしまうことも
早めに皮膚科に相談されたほうがよいですね
Paget病(パジェット病)という乳頭に発生する早期ガンの
可能性も稀にあるので、なおさらです
病院では乳首の乳頭部の湿疹と診断され、塗り薬を処方された
もらった保湿剤とリンデロン(ステロイド)を塗っているのに
半年経ってもなかなか治らないのではありませんか?
リンデロン(-VG)は抗生物質を含むステロイド外用薬で
強さは5段階のうちのⅢレベル「強い」となります
皮膚の薄いところに対応するステロイドで
少量使うぶんには心配ないとされています
ステロイドを塗るとかゆみは治まります
ですが、そのうちにまた痒くなり使いたくなります
使い続けると効きが悪く感じるようになります
ステロイド外用剤はあくまで症状を抑えるだけ
弱いタイプでも使い続ければ副作用もありますので
使わないケアに踏み切りましょう!
■ 乳首のアトピーの主な症状
1.乳首の皮がむける
2.乳首の付け根が切れる
3.乳首からリンパ液が出てくる
リンパ液が出て苦労していませんか?
ステロイドの副作用でリンパ液がじゅくじゅく出てきて
ブラジャーをはずす時くっついてしまい、それを剥がすのが
痛くて痛くてたまらない。
ブラを付けないわけにもいかない
乳首のアトピーの治るのが遅い原因のひとつは
ブラジャーとのこすれ(摩擦)、刺激です
スポーツブラやパッドの入っていないブラ、少々使い古して
くたびれたブラなどの「風合いがやさしいもの」を選びましょう
乳首の湿疹部分にティッシュを2枚ほど重ねて折りたたみ
ブラジャーとの間に挟むとくっつき防止や汚れ防止になります
乳首部分と、乳首に触れる側のティッシュには病院でもらった
ワセリンなどの保湿剤を塗っておくのがポイントです
保湿剤を塗ることで摩擦からも守ることができるので一石二鳥です
医者から出してもらえる保護薬で亜鉛化単軟膏というものがあります
乳首にワセリンなどの保湿剤を塗り、ガーゼに亜鉛化単軟膏を塗って
ジュクジュクを乾燥させて治していく方法です
亜鉛化単軟膏には乾燥させる作用がありますが
乾燥を促進させたいので風通しをよくするのがポイントです
バンドエイドの上級版であるキズパワーパッドもおすすめです
10枚入りで700円ほどと、絆創膏として考えると少々高いですが
防水で貼ったまま5日間ほど使うようできておりバリューは高いです
ブラジャーとのこすれも防げるうえに傷の治りも早く
皮膚の再生力にも効果が高いのでオススメです