ステロイド依存症になったかどうかを数値で知るには、どうしたらよいでしょうか?
それには血液像におけるリンパ球の割合と数を
調べると分かります
ステロイド依存症の状態は交感神経が勝っている状態です
ステロイドのカスによってできる酸化コレステロールが
増大すると、交感神経を刺激しアドレナリンが放出し
顆粒球から活性酸素が生まれ、炎症をさらに悪化させます
酸化コレステロールには交感神経を刺激し
緊張させる働きがあるのです
交感神経の反対の役割をするのが副交感神経です
お風呂でゆったりする、マッサージするなど
体がリラックスして気持ちのいい刺激があると
副交感神経がアセチルコリンという物質を分泌し
その受容体を持つリンパ球が増えます
リンパ球が増えると顆粒球が減るので炎症の起こりやすい
状態が緩和されていきます
リンパ球の割合や数値を調べれば、どちらの神経が優位かわかり
「ステロイド依存度」が正確にわかるのです
■ステロイド依存度を調べる
リンパ球割合の基準値は36~41%
リンパ球割合の%が少ないほどステロイド依存度が高いです
リンパ球割合が10%⇒かなり高い、治すには相当時間が必要
リンパ球割合が20%⇒高い、治すのに時間が必要
リンパ球割合が30%⇒低い、治りやすい
■リンパ球の数を調べて交感神経の優位を調べる
リンパ球数の基準値は2000~3000個/μリットル
リンパ球数は血液検査のデータから算出できます
白血球数(WBC)×[リンパ球のデータ(%)÷100]
リンパ球が基準値より少ないのは交感神経が優位であることを
あらわします。つまり、皮膚炎を起こしやすい状態といえるため
副交感神経の刺激が必要です
副交感神経の刺激・・・なんて書くと気むずかしい響きがありますが
要は、ゆったりリラックスしましょう!という感じです